ダルパパ!この日ばかりはデレビッシュ

[ 2008年3月25日 06:00 ]

日本ハム・ダルビッシュ

 日本ハム・ダルビッシュ有投手(21)に待望の第1子が誕生した。24日午後2時1分に女優のサエコ夫人(21)が札幌市内の病院で3000グラムの男児を出産。母子ともに健康という。24日は練習休日だったためダルビッシュも希望通り出産に立ち会った。次回登板予定は27日の西武戦(札幌ドーム)で、昨年8月の“交際宣言”同様、お立ち台からファンにパパ報告をする。

 守るべき家族が増えた。練習休日の日に誕生した第1子。21歳の若きエースは「3000グラムの元気な男の子で、母子共に健康です。初めての子育てに戸惑うこともあると思いますが、2人で力を合わせて頑張っていきます」と球団を通じてコメントを出した。
 ダルビッシュ2世は生まれながらの孝行息子だ。これまで「奥さんが痛がるところを見たくないので」と出産への立ち会いをやんわりと拒否していたが、最近は心境に変化が生じていた。前日には「そろそろ生まれる?まだ分からないです。できれば立ち会いたい」と出産間近となったサエコ夫人を気遣っていた。球団幹部も登板日と重ならなければ遠征中でも“産休”を与える考えを示していたが、その心配は必要なかった。
 初産は遅れるとされているが予定日通りで、さらに早朝でも深夜でもない午後2時1分。病院では駆け付けたダルビッシュの家族やサエコ夫人の家族とも第1子誕生の喜びを分かち合った。連絡を受けた球団関係者は「立ち会えたようです。とてもうれしそうな声をしていました」と話し、父ファルサさんも「元気に生まれてくれてホッとした。子供、奥さんのために一層頑張ってほしい」と初孫の誕生を喜んだ。
 ダルビッシュのパパ初登板は地元・札幌ドームで行われる27日の西武戦。そこで勝って、ファンに報告する考えだ。サエコ夫人との交際、そして妊娠が明らかになった直後の昨年8月9日。楽天戦で勝利を収め、お立ち台で堂々の結婚宣言を行った。「最初からインタビューを狙っていたんで良かった。あそこでファンのみなさんに言うのが一番いい」と話していた。子供の名前について、関係者は「自分の口で言いたい意向があるようです」と代弁した。
 投げ合う相手は04年同期入団で親友の涌井が濃厚で、最高の舞台が整った。開幕勝利投手となった20日のロッテ戦(札幌ドーム)のウイニングボールは梨田監督にプレゼントしたが、今度は新たな命の誕生のために頑張ってくれたサエコ夫人、そして、生まれてきてくれた息子にささげる。ダルビッシュは感謝の思いを胸に秘め、パパ1勝、そして本拠地・札幌ドームのお立ち台を狙いにいく。

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2008年3月25日のニュース