水谷豊29年ぶり「♪ジ~グ~ザグ~」

[ 2008年3月17日 06:00 ]

 芸能生活40周年を迎えた俳優の水谷豊(55)が22年ぶりにアルバムを製作する。往年のヒット曲をセルフカバーした「TIME CAPSULE」で5月14日発売。79年の主演ドラマ「熱中時代・刑事編」(日本テレビ)の主題歌として大ヒットした「カリフォルニア・コネクション」など13曲を収録。25年ぶりに映画主演した「相棒~劇場版~」と合わせて節目の年を飾る。

 最近は、テレビ朝日の刑事ドラマ「相棒」シリーズの頭脳明せきな警部役でおなじみ。40年変わらず第一線で活躍するが、その人気を不動のものにしたのが「熱中時代」シリーズ。最高視聴率40%を記録した78年の第1弾に続く「熱中時代・刑事編」は、「相棒」の“原点”とも言える個性的な刑事役を熱演。その主題歌として主演者自ら歌ったのが「カリフォルニア・コネクション」だ。
 ♪ジグザグ気取った都会の街並…阿木燿子さん(62)が作詞、平尾昌晃氏(70)が作曲し、65万枚のセールスを記録。発売された79年を象徴する1曲として、今なお多くのファンに愛されている。ドラマ共演した米女優ミッキー・マッケンジー(48)と81年に結婚、5年後に離婚したことも話題になった。
 アルバムでは、ほかに松本隆氏(58)作詞、井上陽水(59)作曲のデビュー曲「はーばーらいと」(77年)などを収録。「オレの愛妻物語」(77年、日テレ)の主題歌「故郷フィーリング」、「熱中時代(教師編2)」(80年)で使われた「やさしさ紙芝居」など、ドラマ発のヒット曲も収められている。
 今年は芸能生活40周年を迎え、映画でも83年の「逃がれの街」以来の主演を務める。水谷は「ドラマも映画も音楽も、1人でできることではありません。それが(同じタイミングで)できるのは、とても不思議な気持ち」と感慨深げ。レコーディングはこのほど行われ「昔の曲なのに、当時より今のほうが表現できていると感じる部分もあり、一方で、歌う時の気持ちは今でも変わらないと思う部分もありました」と振り返った。

 ≪高視聴率の特命係コンビ≫「相棒」は警視庁でたった2人の特命係、杉下右京(水谷)と亀山薫(寺脇康文=46)が名推理で難事件を解決していく物語。00年に2時間ドラマとして始まり02年から連ドラ化。現在は第6シーズンが放送中。18話までで平均15・8%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)の高視聴率を記録し、19日の最終回に向け盛り上がりを見せている。

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2008年3月17日のニュース