ロス疑惑進展で注目「コールドケース」

[ 2008年2月25日 06:00 ]

 事件から27年たっての逮捕劇!三浦和義容疑者(60)のような迷宮入り事件を扱った米国ドラマが話題となっている。米3大ネットワークの1つ、CBSで放送されている「コールドケース」で、日本ではWOWOWがすでに「シーズン3」まで放送。今回、タイトル通り、コールドケースと言われる事件が取り上げられたことで、日本でもさらに注目されそうだ。

 「コールドケース」の主人公は米フィラデルフィア市警の女性刑事リリー(キャスリン・モリス)。米国では原則的に殺人罪に時効はないということで、何十年も昔に起きた未解決の迷宮入り事件を捜査。時間がたち事件関係者の口が緩くなったことや、最新テクノロジーを駆使して発見した新証拠を基に事件を解決していくミステリーだ。
 映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」を手掛けるなど、ハリウッド最強のヒットメーカーとして知られるジェリー・ブラッカイマー氏が製作総指揮。米国では2003年9月からシーズン1の放送が始まり、現在、シーズン5まで放送される人気ぶり。
 このドラマを地でいくような展開をたどっているのが、事件から27年を経て三浦容疑者の逮捕に至った“ロス疑惑”。現地紙などは科学捜査による新たな証拠などが見つかったことから、ロサンゼルス市警が逮捕に踏み切った可能性を指摘。さらに、三浦容疑者逮捕の第一報を伝えた「ロサンゼルス・タイムス」の電子版では「コールドケース・ディテクティブ(迷宮入り事件捜査官)が尽力した」などの表記もある。
 ドラマは、日本ではWOWOWが夏からシーズン4を放送する予定。今回の件を機に、米国で一般的に使われている「コールドケース」という言葉が、日本でも浸透しそうで、同社では「ドラマにもさらに注目が集まれば」と話している。

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2008年2月25日のニュース