元彌「浮気と自殺と離婚は辞書にない」

[ 2008年1月15日 06:00 ]

囲み取材で離婚を否定した和泉元彌

 狂言師の和泉元彌(33)が14日、妻で女優の羽野晶紀(39)との離婚や別居について完全否定した。東京・新宿テアトルタイムズスクエアで映画「レンブラントの夜警」のトークショーに臨み、羽野や子供たちとは「一緒に住んでいます」ときっぱり。一連の騒動での歯切れの悪さとはうって変わり冗舌で、「浮気と自殺と離婚は僕の辞書にはない」とまで言い切った。

 時代を超えて評価されている名作絵画「夜警」を題材にした洋画にちなみ、伝統芸能の世界に身を置く和泉がゲストで出席。狂言の継承について「長男の元聖(もときよ)に継いでほしい。師匠である自分が磨き上げていくものなので、毎日稽古していますよ」と笑顔を浮かべた。
 これに対して「毎日?別居しているのでは?」と取材陣が指摘すると、さらにニンマリ。「いえいえ。みなさん情報が古いんですよ~。一緒に住んでます」と、意気揚々と話した。
 昨年9月、羽野が子供2人を連れて家を出たと報じられ、騒動に。双方とも明言を避けてきた。同11月には羽野が約5年ぶりに仕事復帰し、離婚に向けて準備を進めているとみられていた。
 しかし、離婚について「それはないです。そんな事実があったら、僕がこんな笑顔でいられない」と全面否定。同映画のキャッチコピー「愛に去られ、愛に滅び、それでも愛に救われる。」を引き合いに出し、「これには当てはまりません。浮気と自殺と離婚は僕の辞書にはない」と言い放った。
 “復縁”をどうしても話したいといった様子で、関係者が質問を制止しても熱弁を止めない。「最近、家の周りに(取材の)張り込みがいない。幸せになると来ないんだから~」とおどける余裕も。「奥さんのことを愛してる?」と聞かれると「当たり前です」と即答し、「奥さんも(和泉を)?」には「もちろん愛してると言ってくれる」と自信満々に答えた。
 映画は17世紀に活躍したオランダの画家レンブラントの波乱に満ちた生涯を描く。「舞台に向かった時のアーティストは孤独。その時に家庭というのは温かみであり、よりどころ」と自身を重ね合わせ、「妻、子供、親が円満な時に笑顔でいられる。僕の笑顔を見れば分かるでしょ」と何度も家庭円満をアピールした。

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2008年1月15日のニュース