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桑原拓、2度目挑戦も4回TKO負け…1回、右目にジャブ直撃「二重に見えてパニックに」

[ 2025年12月18日 05:21 ]

WBO世界フライ級タイトルマッチ12回戦   〇王者アンソニー・オラスクアガ TKO4回2分37秒 同級4位・桑原拓 ( 2025年12月17日    両国国技館 )

3回、桑原をロープに詰めラッシュする王者(撮影・長久保 豊)
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 ボクシングのトリプル世界戦が行われた。WBOフライ級タイトルマッチでは挑戦者の桑原拓(30=大橋)が4回TKO負けを喫した。

 桑原に誤算が生じたのは1回だった。オラスクアガの左ジャブが右目を直撃。「たぶん眼窩(がんか)底をやってしまって。そこからずっと相手が二重に見えてパニックになった」。スピードを生かして距離を取る得意の戦い方を封じられ、「イチかバチか」の打撃戦で王者に屈した。

 負傷者の“代役”としてつかんだ2度目のチャンスでも世界を獲れなかった。練習で仮想オラスクアガを務めてくれ、試合直前には「左ガードを高く」とアドバイスしてくれたジムの先輩・井上尚弥にも恩返しできなかった。田中恒成、井上拓真、堤聖也ら世界王者がそろう「95年世代」で取り残された30歳は「今は何も考えられない。自分はここまでの男なのかなという気持ちも少しはある」と声を落とした。

 《完勝オラスクアガ4度目防衛》オラスクアガは完勝で4度目の防衛に成功した。1回に陣営がマウスピースを忘れて開始が遅れたが、得意の打撃戦で桑原を圧倒。「リスペクトする相手と打ち合えてうれしかった」と称える余裕だった。3階級制覇王者・中谷潤人の盟友は「誰でもかかってこい、という感じ」と自信をみなぎらせたが、試合後にリングから観客に配るはずだった自身のグッズも忘れたと明かし、「来年も12月に試合があればプレゼントしたい」と苦笑いした。

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