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【浜田剛史の目】高見はロサが前に出たことでかみ合った 寺地はイメージポイントが勝敗を分けた

[ 2025年7月30日 23:22 ]

プロボクシング U-NEXT BOXING.3 WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ   王者 エリック・ロサ(ドミニカ共和国)<12回戦>同級1位 高見亨介(帝拳) ( 2025年7月30日    横浜BUNTAI )

<WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ エリック・ロサvs高見亨介>9回、攻める高見(左)(撮影・松永 柊斗) 
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 高見は王者のロサが予想外に前に出てきたことで、ボクシングのスタイルかみ合った。パンチのある高見を警戒し、足を使うと思ったロサだが、強気だったのだろう。高見は相手を捕まえる工夫をせず、得意の打ち合いをすることができた。

 有効だったボディーも、左と右を使い分けていた。レバーを狙って最初は左ボディーを当てにいったが、ロサがかがむとパンチが滑ってしまう。逆にかがむことで正面が空くので、右ボディーに切り替えた。それを試合中に判断し、対応できるのも高見のよさで、非常にクレバーなボクサーだと思う。

 高見は運もあった。ライトフライ級では減量が厳しい体になっていたが、その分、パワーで上回った。ライトフライ級で世界挑戦するタイミングとしては最高だった。連勝中の若さと勢いとは、こういうものだろう。

 中学生で帝拳ジムに来た時、体が小さすぎてミニマム級まで成長できるかなと思った。リズムがあり、タイミングも抜群だったが、パワーがなかった。センスはそのままで体が成長したのも、彼が持つ運なのだろう。

 寺地は、わたしの採点では1ポイント勝ちだった。寺地はパンチを当てたが、サンドバルは直後にパンチを返した。先に2発を当てても後の1発の方が印象に残る。2―1の採点は、イメージポイントが勝敗を左右しがちだ。(元WBC世界スーパーライト級王者)

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