清水に5回TKO勝ち　五輪金の王者ラミレス「私のボクシングを証明できた」

防衛に成功したラミレス。右はサラストレーナー（撮影・島崎忠彦）
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　WBO世界フェザー級タイトルマッチ12回戦が25日、東京・有明アリーナで行われ、WBO世界フェザー旧王者のロベイシ・ラミレス（キューバ）は同級11位の清水聡（大橋）に5回TKO勝ちし、初防衛に成功した。

　ガードを高く上げ、相手の動きを冷静に見極めた。「背の高い相手だったので、低い姿勢で戦った。12回までいくとは考えていなかった」。相手の打ち終わりに左右のフック、アッパーを合わせてペースを握った。5回に左アッパーでダウンを奪い、さらにパンチをまとめてTKOを勝ち。12年ロンドン、16年リオ五輪2大会連続金メダルの実力を発揮した。

　試合後の会見にはスーツに着替えて傷のない顔で登壇し「気分は最高です。私のボクシングをこの結果で証明できた」と余裕たっぷり。清水については「37歳で、あまり試合をしていないと聞いていた。パワーもあって、とてもいいボクサーだった」と語った。