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1年ぶり国際大会で金メダルの並木月海が帰国「良いスタート切れた」岡沢セオンは「パリで絶対に金を」

[ 2022年7月6日 21:47 ]

カザフスタンで開催されたエロルダ・カップでメダルを獲得し、笑顔の並木月海(右)と銀メダルに終わり、すねる?岡沢セオン
Photo By スポニチ

 ボクシングの国際大会「エロルダ・カップ」に出場した並木月海(23=自衛隊)、岡沢セオン(26=INSPA)ら日本代表選手団が6日、カザフスタンから帰国した。

 大会は6月29日から7月4日までカザフスタンのヌルスルタンで開催され、東京五輪女子フライ級(51キロ以下)銅メダルの並木は新階級のライトフライ級(50キロ以下)で金メダルを獲得した。昨夏の東京五輪以来、約1年ぶりの国際大会出場。羽田空港で取材に応じた並木は24年パリ五輪に向けて「良いきっかけというか、良いスタートが切れた。自分の中ではオリンピックメダリストというより、次に向けての新たなスタートだと思っていた。フィジカル面など1年間かけて土台をつくってきた成果を表現できた」と手応えを口にした。

 新たな階級で1キロ多く減量を求められたが、「通用すると感じた。あまり身長が高い選手が多くなかったし、意外に力負けしなかった」と振り返り、「もっと技術を上げて、もっともっと上に行きたい」と2年後の頂点を見据えた。

 昨秋の世界選手権男子ウェルター級(67キロ以下)金メダルの岡沢はライトミドル級(71キロ以下)決勝でカザフスタン選手に1―4の判定で敗れ、銀メダル。ただ、世界選手権より4キロ重い階級で、しかも地元寄りの採点もある中で、持ち前のスピードを生かしたアウトボクシングだけでなく、接近戦を試しながら結果を出し、「自分のボクシングの幅が広がった」と収穫を得た様子。2年後に向け、「まずは日本選手権を制して、来年の世界選手権…早い段階でオリンピック出場を決め、しっかり金メダルを獲る準備をしたい」と青写真を披露し、「パリ五輪では絶対に金メダルを獲ると思っているし、獲れると思った」と力強かった。

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