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尚弥との4団体統一戦へWBO王者バトラーがジムワーク再開「井上の研究はまだしていないが…」

[ 2022年7月6日 06:34 ]

WBO世界バンタム級王者のポール・バトラー(右)
Photo By ゲッティ=共同

 プロボクシングのWBO世界バンタム級王者ポール・バトラー(33=英国)が、WBAスーパー&WBC&IBF統一世界バンタム級王者・井上尚弥(29=大橋)との4団体統一戦を想定してジムに戻り、軽めのトレーニングワークを再開した。契約するプロモート会社プロベラムが5日、公式サイトで発表した。

 プロベラムはバトラーと井上がともに次戦での対戦を希望しており、4団体統一戦は交渉中と説明。井上は日本の大スターだが、バトラーは「4団体統一王者になるチャンスを望むのなら“モンスター”は英国で戦う準備をしなくてはならない」と主張しているという。バトラーによると、ジョー・ギャラガー・トレーナーと週5日、一日1回のジムワークを行っており、フルのトレーニングに戻る前にフィットネスの基盤を築いている状況。「対戦相手として井上の研究はまだしていないが、試合が決まれば自然と頭の中に浮かんでくる。それを望んでいる」と話した。

 元IBF世界バンタム級王者のバトラーは昨年12月に前WBO世界バンタム級王者ジョンリール・カシメロ(32=フィリピン)へ挑戦予定だったが、カシメロが体調不良を訴えて中止。今年4月に再設定された試合もカシメロが“サウナ減量”発覚により出場停止となったため、代役のジョナス・スルタン(31=同)とWBO同級暫定王座決定戦を行って判定勝ちし、WBOが5月にカシメロの王座を剥奪したことで正規王者に繰り上がっていた。一方の井上は6月7日に前WBC王者ノニト・ドネア(39=同)に2回TKO勝ちして日本人初の3団体王座統一に成功後、3週間の休養を経て同28日にジムワークを再開している。

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2022年7月6日のニュース