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魔裟斗 吉成名高のムエタイタイトルマッチを生観戦!世界初の快挙に「圧勝だった。名高の強さが光った」

[ 2022年7月6日 07:00 ]

魔裟斗公式インスタグラム(masato.official)から。魔裟斗と吉成名高(右)

 元K―1世界王者でタレントの魔裟斗(43)が5日、自身のYouTubeチャンネルを更新。3日に横浜・大さん橋ホールで開催された「BOM 36」のメインイベントだった日本人初のラジャダムナン・ルンピニー統一王者となった吉成名高(21=エイワスポーツジム)のタイ国プロムエタイ協会フライ級&WPMF世界フライ級のダブルタイトルマッチを生観戦した。

 吉成は4月24日に本来、タイ国プロムエタイ協会フライ級王者ペットニポン・サックチョロボー(タイ)に挑戦することが決まっていた。しかし相手がコロナ陽性となり欠場。急きょ55キロワンマッチで内藤啓人(BELLWOOD FIGHT TEAM)と対戦して2RTKOで勝利した。今回、改めてタイ国プロムエタイ協会フライ級への挑戦と吉成が保持するWPMF世界フライ級のダブルタイトルマッチとなった。

 ムエタイの試合は4、5年ぶりだという魔裟斗。吉成の入場を見て「さすが。雰囲気あるよ」と話していた。試合が始まると吉成は1Rから積極的に攻めた。2Rは相手がプレッシャーをかけてきたが吉成は引かずに攻め、最後は左膝から左肘でKO勝利を飾った。この勝利で本場タイでもまだいない3大ムエタイタイトルを獲得した世界初の選手となった。

 試合後に対談形式で会話した魔裟斗と吉成。魔裟斗から1R目について聞かれると吉成は「正直、1Rから倒すプランで行きたかったです。日本だしムエタイのリズムですけど一気に詰めて倒そうと思った。相手は距離の取り方とかがうまくてちょっと入りづらくて1Rは攻めあぐねたシーンもあったんですけど所々で蹴れたのでポイントは取られてないだろうとは思いました」と振り返った。

 2Rには相手の奥足へのローキックに感触をつかんでいた吉成。魔裟斗も見ている時に効いたように見えていた。最後は左膝から左肘の得意のコンビネーションKOとなったシーンについても吉成は「元々そんなに肘打ちが得意じゃなかったんですけど、日本の試合で肘打ちのタイミングをつかみだして本場の選手でも当たる自信が持てるようになって肘が出せるようになりました」と自信を持って出した肘打ちだった。

 今後についても「タイでもやっていきたいと思いもあるし、日本でもやっていきたいです」と語った。魔裟斗は「ボクシングやっても面白いと思うよ」と話しつつ、「いろんな道があるよね。俺はK―1でも見たいけどね。待ってるよ」と冗談交じりで吉成に伝えた。

 最後に魔裟斗は「俺が見た感じ圧勝。名高の強さが光った試合だったね」と振り返り、「すごくいい選手だからもっといろんな人に知ってもらいたいよね」と締めた。

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