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小原佳太、5回TKO勝利でV2成功 世界戦線再浮上へ「来年は世界ランカーとやりたい」

[ 2021年12月9日 21:31 ]

<日本ウエルター級タイトルマッチ>5回TKO勝ちで2度目の防衛に成功した小原佳太(右)
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 プロボクシング日本ウエルター級タイトルマッチ10回戦は9日、東京・後楽園ホールで行われ、王者・小原佳太(35=三迫)が同級3位の玉山将也(28=帝拳)に5回2分44秒TKO勝ちし、節目のプロ30戦目を白星で飾り、2度目の防衛に成功した。

 1回に右のカウンターでダウンを奪い、主導権を握った。その後も多彩な攻撃で圧倒。4回には小原の有効なパンチで玉山が左目上をカット。5回途中には出血が激しくなり、レフェリーが試合続行は不可能と判断し、TKO勝利となった。

 小原は「結果的に勝ったので合格点ですけど、倒し切れなかったのは少し心残りではあります。この試合での収穫は多かった。これが30戦目でなく、10戦目ぐらいだったら十分に合格点ですけど」と笑顔を見せた。

 2013年に日本スーパーライト級王者となり、16年には世界戦も経験。現在はウエルター級でWBO、IBFの世界ランキングで9位にランクされており、目標は世界戦線への再浮上。小原は「来年は世界ランカーとやりたい。これまではコロナを言い訳にして“待ち”の部分もあったけど、来年は世界ランカーに勝つこと目標に行動したい」と宣言。三迫貴志会長は「この試合では小原の進化、進歩を見てみたいと思っていた。それが見れたので来年以降は、コロナの状況次第だけど、世界ランカーとの対戦、そして、もう1回、世界にアタックできるチャンスをつくってあげたい」と話した。

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2021年12月9日のニュース