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女子大生ボクサー鈴木なな子、瀬川紗代に判定勝ちで日本王座獲得

[ 2021年12月9日 20:12 ]

<日本女子ミニマム級王座決定戦>2ー1の判定勝ちで新王者となった鈴木なな子(中)
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 プロボクシングの日本女子ミニマム級王座決定戦6回戦は9日、東京・後楽園ホールで行われ、同級2位・鈴木なな子(22=三迫)が同級1位・瀬川紗代(24=ワタナベ)に2―1で判定勝ちし、新王者となった。立教大4年生の鈴木はプロ8戦目、タイトル初挑戦で日本王座を獲得となった。

 元ワタナベジムの同門同士の対戦は序盤から近い距離での打ち合いとなった。アマキャリアが豊富でスピードのある瀬川のパンチを被弾する場面も目立ったが、フィジカルで目立ち、ジャッジで勝る鈴木が終始プレッシャーをかけ、しっかりパンチを返した。ジャッジ3者の採点は58―56×2、56―58と分かれたが、僅差で判定勝ち。鈴木は「採点がどっちか分からなかったけど、練習してきたことは出し切れた。やっぱりタイトルマッチということで、すごく瀬川選手のパワーも感じた。でも絶対に負けないと思っていた」と気迫の勝利を強調した。

 「大学在学中にタイトル獲得」を目標に掲げており、ラストチャンスだった今回の試合で目標を達成。女子大生ボクサーから女子大生日本王者となった22歳は「日本タイトルを獲れたので着実に段階を踏んで、次は東洋太平洋王座に挑戦したい」と先を見据えていた。

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2021年12月9日のニュース