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2冠王者・豊嶋亮太“逆輸入ボクサー”坂井祥紀と防衛戦「世界を目指すために、いい試金石」

[ 2021年12月3日 15:34 ]

<東洋太平洋&WBOアジアパシフィック・ウエルター級タイトルマッチ>前日計量をクリアした王者・豊嶋亮太(左)と挑戦者の坂井祥紀
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 プロボクシング東洋太平洋&WBOアジアパシフィック・ウエルター級タイトルマッチ12回戦(4日、後楽園ホール)の前日計量は3日、東京都内で行われ、2冠王者・豊嶋亮太(25=帝拳)はリミット(66.6キロ)を200グラム下回る64.4キロ、挑戦者の坂井祥紀(30=横浜光)はリミットの66.6キロでともに一発でパスした。

 豊嶋にとっては今年1月に獲得した東洋太平洋王座2度目、5月に獲得したWBOアジアパシフィック王座2度目の防衛戦。「国内で自分の力を証明するためには、これ以上ない相手。世界を目指して戦っていくために、海外で戦ってきた坂井選手はいい試金石になる」と表情を引き締め、「通過点という思いはない。目の前の1戦1戦で勝ちをもぎとりにいきたい。その積み重ねが世界の頂にたどりつけると思っている」と意気込んだ。

 坂井は19歳で単身メキシコに渡ってプロデビュー。19年秋に帰国するまで、メキシコや米国などで36戦(23勝11敗2分け)したのキャリアを持つ“逆輸入ボクサー”。4月に日本ウエルター級王者・小原佳太(三迫)に挑戦して判定負けを喫したが、8月にメキシコで再起戦を飾り、2度目のタイトル挑戦となる。「ベルトよりも豊嶋選手に勝つことで日本のファンに認められると思うので、しっかり勝ちたい」と気合を入れた。

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2021年12月3日のニュース