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クロフォード10回TKOでV5達成 PFPランキング変動の可能性も

[ 2021年11月21日 15:14 ]

防衛に成功したクロフォード(AP)
Photo By AP

 プロボクシングWBO世界ウェルター級タイトルマッチ12回戦は20日(日本時間21日)、米ネバダ州ラスベガスのマンダレイベイ・リゾート&カジノで行われ、王者テレンス・クロフォード(34=米国)が元WBC王者で同級2位のショーン・ポーター(34=米国)に10回TKO勝ちして5度目の防衛に成功した。クロフォードは世界戦9連続KO勝ちで38勝(29KO)無敗。ポーターは31勝(17KO)4敗1分け。

 初回は右構えで戦ったクロフォードだが、2回以降はサウスポーにスイッチ。ポーターの思い切りのいい攻撃に一進一退の攻防が続いたが、10回にカウンターの左フックでダウンを奪い、立ち上がったポーターから連打で2度目のダウンを奪うと、相手陣営が棄権を申し入れた。

 クロフォードはライト級からウエルター級まで3階級制覇を果たし、スーパーライト級では史上3人目となる要4団体統一王者となった。現在は米国で最も歴史と権威のあるボクシング専門誌ザ・リングのパウンド・フォー・パウンド(PFP)で4位にランクされているが、この勝利で評価を上げ、同ランキングで3位に入っているWBA&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(28=大橋)の順位も変動する可能性が出てきた。

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2021年11月21日のニュース