オカダ・カズチカが優勝決定戦進出!ジェフ・コブとの直接対決制した
新日本プロレスの「G1クライマックス31」第18日は20日、東京・日本武道館(観衆2088人)でBブロック公式最終戦の5試合などを行い、ジェフ・コブを破ったオカダ・カズチカが21日の優勝決定戦に進出した。
ブロック代表の行方は開幕8連勝のジェフ・コブと7勝1敗のオカダ・カズチカに絞られ、両者が直接対決の最終決戦に臨んだ。過去はオカダの2勝1敗も、9月4日のメットライフドーム大会ではコブが勝利。引き分けでも優勝決定戦進出のコブは怪力を生かし序盤から大技を狙いに行く。オカダも応戦しネックブリーカーなど相手の首を集中攻撃。だがコブも滞空時間の長い脳天砕きからアマレス仕込みのスープレックなどでオカダの背中、腰への重厚な攻撃でペースをつかむ。
しかし、同じ相手に連敗は許されないオカダは勝負を懸けたトペコン・ヒーロー、ミサイルキックなどで徐々に反撃。コブの大技もしのぐとマネークリップでスタミナを奪いつつ、旋回式墓石式脳天くい打ちからマネークリックで120キロの巨体を締め上げる。
お互い技の読み合いから激しい攻防を繰り広げるが、オカダがトップロープから雪崩式のDDTで形勢逆転。ドロップキックから開脚式の脳天くい打ちとつなぎ、最後は必殺レインメーカー(短距離式ラリアット)でついに怪物をマットに沈めた。オカダとコブは8勝1敗で並んだが、直接対戦の結果が優先されるためオカダがBブロック代表となった。
9月18日から1カ月に及んだロングラン開催も、クライマックスを迎える。2014年以来3度目の優勝を目指す21日の優勝決定戦(日本武道館)では、史上初の3連覇を狙う飯伏幸太と対戦する。試合後のマイクパフォーマンスでは「明日もG1楽しみましょう。G1クライマックスに金の雨が降るぞ~」と絶叫。バックステージではコブの強さを称えつつ「まだ優勝が決まったわけではない。時間もないので、しっかりと(準備して)臨みたい」と口を結んだ。
◇Bブロック公式戦(30分1本)
○YOSHI―HASHI(6)(8分27秒 片エビ固め)チェーズ・オーエンズ(4)●
○後藤洋央紀(6)(15分19秒 後藤参式)タマ・トンガ(4)●
○タイチ(6)(14分58秒 タイチ式外道クラッチ)棚橋弘至(8)●
○EVIL(14)(17分47秒 片エビ固め)SANADA(8)●
○オカダ・カズチカ(16)(23分35秒 片エビ固め)ジェフ・コブ(16)●
※Bブロック最終成績
(1)オカダ・カズチカ 8勝1敗
(2)ジェフ・コブ 8勝1敗
(3)EVIL 7勝2敗
(4)棚橋弘至 4勝5敗
(4)SANADA 4勝5敗
(6)タイチ 3勝6敗
(6)タマ・トンガ 3勝6敗
(6)YOSHI―HASHI 3勝6敗
(6)後藤洋央紀 3勝6敗
(10)チェーズ・オーエンズ 2勝7敗
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