森且貴9連勝！2年ぶりKO勝利「心が傷ついていたので、うれしい」

＜48キロ契約6回戦＞6回TKO勝ちした森且貴
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　プロボクシング興行「第78回フェニックス・バトル」は8日、東京・後楽園ホールで行われ、48キロ契約6回戦で日本ミニマム級6位の森且貴（21＝大橋）は同級15位の小島蓮（19＝江見）に6回2分7秒TKO勝ちし、デビューから9連勝を飾った。

　19年と20年の全日本新人王対決。序盤は、ほぼ互角の内容だったが、森がスピードのあるジャブをヒットさせて主導権を握る。5回終了間際に小島をぐらつかせ、6回に連打を浴びせたところで、小島陣営が棄権を申し入れた。

　18年8月のデビュー戦以来、約2年ぶりのKO勝利となった森は「倒したい気持ちが強かった。8戦8勝1KO…と紹介されるたびに心が傷ついていたので、うれしいです」と笑顔を見せた。

　ジムにはWBA＆IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥（28）を筆頭に強い選手がひしめく。森は「これからはタイトル戦とか、もっと前進していきたい。一生懸命やって自分の色を出して“応援してやろう”って思えるような選手になりたい」と話した。