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井上尚弥 強烈ボディーでダスマリナスがもん絶に「痛かったと思いますよ。自分が食らったら嫌」

[ 2021年6月20日 21:48 ]

ダスマリナスにパンチを浴びせる井上尚弥(AP)
Photo By AP

 プロボクシングWBA&IBF世界バンタム級タイトルマッチ12回戦は19日(日本時間20日)、米ネバダ州ラスベガスのヴァージン・ホテルズ・ラスベガスで行われ、統一王者・井上尚弥(28=大橋)がIBF1位の指名挑戦者マイケル・ダスマリナス(28=フィリピン)に3回2分45秒TKO勝ち。WBA5度目、IBF3度目の防衛に成功した。

 この日放送されたフジテレビ「Mr.サンデー 未来への重大局面SP」で、井上が試合後の心境を語った。MCでフリーアナウンサーの宮根誠司(58)から「強すぎる」と率直な感想を受けた井上は「また期待に応えちゃいました」と笑顔を見せた。

 ボディーで試合を決めたことについて宮根アナから「今日は最初からボディーを狙ってたんですか?」と尋ねられた井上は「いや、最初は狙ってない。最初は顔面で進めて行こうかなと思った」と想定とは違った。「割と(相手が)足使うし、顔面への距離感がちょっと遠くて、途中からボディーに切り替えた」と明かした。

 ダスマリナスが井上の強烈ボディーに屈したことに宮根アナは「痛かったやろね、あれ」とポツリ。これに井上も「痛かったと思いますよ。自分が食らったら嫌ですもん、あれ」と語って笑わせた。

 前回のラスベガスは無観客だったが、今回は有観客での開催だったことに「日本とは雰囲気が全然違う」とし「歓声のタイプがお祭り騒ぎ」と例えた中で見事2度目の防衛戦に勝利。宮根アナから「今全盛期じゃなかったら、どこまで強くなんの?」と聞かれると「まだまだ強くなれる伸びしろは自分の中で感じる。まだまだ自分で楽しみ」とした。また今回の試合についても納得しておらず、目標とする強さに達していないという。

 「今日の試合でも3ラウンド通して、自分で納得する動きだったり、まだ出来てない部分が結構あった」とし「多少練習と違うような距離感だったり、相手との空間の支配の仕方だったり。もちろんジムで練習しているのとラスベガスでお客さんが見てる前でやるのとでは緊張感も違う。中々できないところもあるけど、そこをしっかり試合で出来るようになれば、もっと強くなれる」と目標の強さを明かした。

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2021年6月20日のニュース