ラスベガスで次戦決定の井上尚弥に聞く「第2章のスタート。気合入れていい試合を」
プロボクシングのWBA&IBF統一世界バンタム級王者・井上尚弥(27=大橋)が9日、オンラインで記者会見を開き、10月31日(日本時間11月1日)に米ネバダ州ラスベガスのMGMグランドでWBA同級3位、IBF4位のジェーソン・モロニー(29=オーストラリア)と対戦すると発表した。井上との主な一問一答は以下のとおり。
――正式に試合が決まった。
「いよいよという気持ちもあるけど、4月の試合が延期になってからずっと試合モード。いつでも試合ができるよう準備していた」
――この期間はどんな気持ちで過ごしていた。
「延期になった時はいろいろと考えた。目のケガもあるし、激闘を制したばかりだったので、自分にはプラスになる期間だとポジティブに考えていた」
――モロニーについて。
「タフでスタミナもあって技術も高い。自分の仕上がり次第と思って、対策しながら練習をしている。総合力ではカシメロより高い選手。しっかり対策していかないと危ない相手だと思う」
――ラスベガスでの試合。
「もちろんうれしいけど、11月にあれだけの観客の前で試合をして、無観客でやりきれるか。しっかりイメージをつくって挑みたい」
――この試合のテーマは。
「プロデビューから8年かかって、ゴールまであと8年とすると折り返し地点。ここが区切りの第2章のスタート。その一発目がラスベガス。気合を入れていい試合をしたい」
――世界中が自粛、行動制限となっている中での試合。
「今回は日本のファンだけでなく世界のファンもテレビ観戦となる。その中でも自分の試合を通して元気、活力とか、また明日から頑張るぞと気持ちを出せるような試合を見せたい」
――コロナ後では日本男子初の世界戦。
「この状況で試合ができることにもの凄く感謝しながら戦いたい」
――練習での無観客対策は。
「まだしたことはないが、イメージトレになると思う。練習中の音楽?基本的には切った状態で練習している」
――体の静養という意味で延期はプラス。
「右目も完治したし、(傷口が)開きやすい状態だったので。1年で完全に回復することができた」
――勝つイメージは。
「KO決着なら序盤か中盤かな。相手のスタミナもあるし、後半にもつれたらお互いの精神力の戦いになる」
――延期決定直後に「いろいろ考えた」とは。
「100%で臨めるのかという不安が少しあった。決まった当初は、万全で試合に臨めないと」
――今年は試合ができないのでは、という焦りはなかったか。
「できなければしょうがない。来年になったらまた来年と、焦りはなかった」
――3団体統一戦でなくなったことで、モチベーションの低下は。
「カシメロより穴のない選手なので、どう突破口を見つけていくか、カシメロ相手より考えないといけないと、むしろ気が引き締まりました」
2020年9月9日のニュース
-
新日本「G1 CLIMAX 30」出場20選手発表 内藤とEVILが同じBブロックに
[ 2020年9月9日 20:02 ] 格闘技
-
高山勝成 ミニマム級世界主要4団体王者のプロ復帰戦は11・23 相手は小西伶弥
[ 2020年9月9日 15:44 ] 格闘技
-
ラスベガスで次戦決定の井上尚弥に聞く「第2章のスタート。気合入れていい試合を」
[ 2020年9月9日 15:23 ] 格闘技
-
次戦正式決定の井上尚弥「モロニーはカシメロより穴がない。気を引き締めないと」
[ 2020年9月9日 14:47 ] 格闘技
-
井上尚弥、次戦正式発表!10・31ラスベガスvsJ・モロニー
[ 2020年9月9日 14:00 ] 格闘技
-
京口紘人 “代替挑戦者確保”の異例世界戦 コロナ対応で辣腕の大阪・吉村知事から必勝エール
[ 2020年9月9日 05:30 ] 格闘技
-
京口 V3戦生配信へ!YouTubeでチャンネル開設、登録者は既に12万人超え
[ 2020年9月9日 05:30 ] 格闘技