×

トリプル世界戦“大トリ”井岡「熱い試合を」公私充実2019年、初防衛で締める!

[ 2019年12月31日 05:30 ]

WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ   王者 井岡一翔 《12回戦》 同級1位ジェイビエール・シントロン ( 2019年12月31日    東京・大田区総合体育館 )

計量をパスした井岡(左)とシントロン(撮影・島崎忠彦)
Photo By スポニチ

 トリプル世界戦の前日計量が30日、都内のホテルで行われ、出場6選手全員が1回目でパスした。WBO世界スーパーフライ級王座の初防衛を目指す4階級制覇王者・井岡一翔は2019年の総決算となる“熱い試合”を約束。指名挑戦者シントロン討ちに自信を示した。

 前日計量をリミットの52・1キロでパスした井岡は「一つクリアしたなという思い。ラスベガスから日本での調整まで良い状態でこられたので、あとは試合に向けてコンディションを整えるだけ」と表情を引き締めた。

 今年もボクシング界を締めくくる“大トリ”の大役を担う。大みそかの試合は今回で8回目。今年は6月に日本人男子初の4階級制覇を達成、プライベートでも再婚、8月に第1子誕生と公私ともに充実した一年で、特別な思いは強い。そして真価を問われる試合であることも井岡は十分に理解している。

 「大みそかに試合をさせてもらう責任は感じているし、僕にとって、僕たちのチームにとって明日(31日)の試合でこの一年が決まる。明日の結果が2019年の全てというか、答えだと思うので、しっかり結果を残したい。熱い試合をして、何かを感じてもらえる試合をしたい」

 “何か”は言葉ではなく、リング上で拳で表現する。シントロンは五輪に2大会連続で出場し、プロでも無敗の最強挑戦者。かつて北京五輪出場を目指した井岡は「リスペクトしている」と言う一方で「世界戦の厳しさ、王者の強さを見せつけたい」とプライドものぞかせた。

 挑戦者が足を使って揺さぶることも予想されるが、試合までに戻す体重はセーブせずこれまでと同様に4キロ程度戻す予定。「いつも通りで問題ない。それでスピードが劣るわけじゃない。自分のパフォーマンスに集中すれば、結果はついてくる」と自信を深めていた。

 ▼シントロン 結果は神のみぞ知るだが、自分は神を信じるように自分のことも信じている。今夜は日本のおいしいものを食べて明日に備えたい。

続きを表示

この記事のフォト

2019年12月31日のニュース