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井岡 初防衛に成功!無敗の挑戦者に3-0判定勝ち

[ 2019年12月31日 18:58 ]

<WBO世界スーパーフライ級TM 井岡一翔・ジェイビエール・シントロン>判定勝利の井岡(撮影・長久保 豊)
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 プロボクシングのトリプル世界戦が31日、東京・大田区総合体育館で行われ、WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦は王者・井岡一翔(30=Reason)が挑戦者で同級1位ジェイビエール・シントロン(24=プエルトリコ)に3-0の判定勝ちで、初防衛に成功した。

 シントロンは五輪に2大会連続出場し、プロでも無敗のエリート。序盤は距離が遠くシントロンの左ストレートに苦しむが、4回にボディーブローを利かせて相手の失速を誘う。前に出続けてボディーを狙い終盤には左フックを効果的に当てた。

 井岡は6月にアストン・パクリテ(フィリピン)を10回TKOで下して4階級制覇を達成。その数日後には“男のけじめ”として新たなパートナーと入籍し、8月には待望の第1子となる男児が誕生。「生まれくる子どもを世界王者として迎える」という約束を果たした。

 約2カ月に及んだ米ラスベガス合宿には妻子も同行。夫人から食事面などのサポートを受け、五輪2大会連続で金メダルを獲得したロベイシ・ラミレス(キューバ)らと計116ラウンドのスパーリングを消化するなど質の高い練習に励んだ。

 「自分のパフォーマンスに集中して、やってきたことを出せれば、結果はついてくる」と自信を持って臨んだ大みそか決戦で、見事に初防衛に成功した。

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