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黒田雅之「ラストサムライ」襲名 6年ぶり世界挑戦、川嶋重勝もエール

[ 2019年2月18日 15:09 ]

IBF世界ライトフライ級タイトルマッチを発表した(左から)新田会長、黒田雅之、IBFランキング委員会のアニバル・ミラモンテス氏
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 ボクシングの前日本フライ級王者でIBF世界同級4位の黒田雅之(32=川崎新田)が18日、東京・文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)で会見し、5月13日に東京・後楽園ホールでIBF世界フライ級王者モルティ・ムザラネ(36=南アフリカ)に挑戦すると発表した。黒田の世界挑戦は13年2月以来、6年ぶり2度目となる

 会見に同席した川崎新田の新田渉世会長は「黒田がスパーリングをした初めての世界王者」である元WBC世界スーパーフライ級王者・川嶋重勝(大橋)のニックネーム「ラストサムライ」を襲名したことを発表。本人と大橋ジムの大橋秀行会長から了承を得たとし、川嶋から「技術で負けることがあったとしても気持ちで負けないファイトをしてほしい」のコメントが寄せられたことを明かした。

 新田会長は黒田について「以前は想定外のことが起こるとガタガタして崩れてしまうことがあった」と指摘。「普段の付き合いの中で意地悪して、いじめて這い上がる訓練をしてきた」と言い、黒田自身は「自分なりに対応できるようになった。精神的にはしぶとくなったと思う」と6年間の成長に自信を示した。

 コンビニでのバイトを続けながら日本タイトル2階級制覇を達成し、再び世界戦のリングに立つ。「世界王者になった人たちとのスパーリングをして何が違うのか?それがもう少しで分かりそうな感じで、もう少し、もう少しと続けてきた。答えが出るのが5月13日だと思っている」。

 「ラストサムライ」のニックネーム襲名は、この日の午前3時に会長からLINEで知らされたそうで、黒田は「帰ってトム・クルーズの(映画)ラストサムライを見なくちゃ」と苦笑いしていた。

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