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脳外科医の田中将大 1回25秒TKO勝ちの鮮烈プロボクサーデビュー

[ 2019年2月6日 20:51 ]

<ボクシング4回戦・田中将大・瀬下雄介>1ラウンドKO勝ちした田中将大(撮影・荻原 浩人)
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 日本ボクシングコミッション(JBC)のコミッションドクターを務める脳外科医の田中将大(29=川崎新田)が6日、東京・後楽園ホールでプロボクサーとしてのデビューを白星で飾った。

 同じくデビュー戦だった瀬下雄介(27=協栄)に衝撃の1回25秒TKO勝ち。初回のゴングを合図に猛ダッシュして強烈な右フック一発でダウンを奪う。さらに立ち上がった瀬下に連打を浴びせて2度目のダウンを奪うと、レフェリーは即座に試合を止めた。

 「狙ってました。デビュー戦は足首や膝が硬くなっているので効くんですよ。最初に当てれば精神的に優位に立てますしね」と冷静に振り返った。

 上司の勧めで15年からコミッションドクターとなった。それまではテレビしか見たことがなかったボクシングを生観戦して感動を覚え、「選手に寄り添える医師に」の思いから自らもライセンスを取得。「医師としてリングサイドにいる時も“自分ならどうやるか?”という目で見ていた」そうで、その観察眼も生かした快勝だった。「リング上から見た景色は最高でした。楽しかったので続けたいですね」と今後もプロボクサーとしての活動継続を明言していた。

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2019年2月6日のニュース