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拳四朗、V4から一夜 70秒殺尚弥に脱帽「持っていかれた」 小学生と間違われた“新伝説”も

[ 2018年10月8日 12:55 ]

笑顔で一夜明け会見をする拳四朗(撮影・尾崎 有希)
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBC世界ライトフライ級タイトルマッチ(7日、横浜アリーナ)で4度目の防衛に成功した王者・拳四朗(26=BMB)が8日、都内のホテルで会見し、あらためて“長期政権”を誓った。

 元IBF王者のミラン・メリンド(30=フィリピン)に7回TKO勝ち。序盤から主導権を握り、元王者を手玉に取る圧勝で3戦連続KO勝利を飾った。前夜は祝福のメッセージが約300件届き、寝たのはこの日の午前6時過ぎ。「ホッとした部分が大きい。あと少し眠いです」と心境を語り、「おめでとう系のメッセージが多かったけど、『どんどん強くなってくなぁ』みたいのも増えて、それはうれしかったです」と笑顔。今後については「どんどん防衛を重ねて、本当に具志堅(用高)さんを抜くぐらいの記録をつくりたい。勝ち続けます」と言い切った。

 メーンの井上尚弥(25=大橋)が1回KO勝ちしたことを問われると「持っていかれた感は強いですね。でも、あれはもう仕方ない」と諦め顔。井上以上のインパクトを残すためには「10秒ぐらいで倒すしかないですかね」と話し、「でも勝ち続けていけば、自分の強さも徐々に伝わっていくと思います」とアピールした

 また、試合前に新たな“拳四朗伝説”が誕生していたことも明かした。父の寺地永会長らとファミリーレストランに昼食に行った時のことだ。全員がドリンクバーを注文したが、若い女性店員に拳四朗だけ年齢を確認されたという。その店ではドリンクバーに子供価格を設定していて、その対象は小学生以下。「ヤバいですよね。僕の中では“伝説”ですよ。26歳とは言えなくて、もう笑うしかないって感じでした」。未成年に間違えられることもある童顔の王者だが、Tシャツ&短パン姿だったとはいえ、小学生に間違えられたのは初めてで、苦笑いするしかなかったようだ。

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2018年10月8日のニュース