尚弥に聞く　衝撃２発は「体が勝手に」、課題は「基礎の部分」

ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ　▽バンタム級Ｔ１回戦＆ＷＢＡ世界バンタム級タイトルマッチ   ○王者・井上尚弥　ＫＯ１回１分１０秒　同級４位フアンカルロス・パヤノ（ドミニカ共和国）● （ 2018年10月7日    横浜アリーナ ）

ＷＢＳＳバンタム級１回戦・ＷＢＡ世界バンタム級タイトルマッチ　１回、パヤノからダウンを奪いガッツポーズする井上尚弥（撮影・白鳥　佳樹）
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　【尚弥に聞く】

　――パヤノとの距離をいつ見切った。

　「見切ったというか出合い頭。パヤノの前の手が結構強くて、長引いたら邪魔になるなと思っていた。それをくぐって、中からインサイドで（ジャブ）。体が勝手に動いた。パヤノにこういう勝ち方ができたのは自信になる」

　――息子さんの１歳の誕生日プレゼントは。

　「成長して見てもらえたら最高の思い出になる。リングに上げるのはこれで最後かな。優勝した時は考えます」

　――課題は。

　「より基礎の部分ですよね。一つ一つ集中して、一日一日やっていけばいいのかな。この規模の試合でこの勝ち方ができて満足している。仕事は早ければ早い方がいい。記録３つ作ったんすね。ちょっとは気にします」