ソフトバンク・柳田悠岐 王貞治球団会長の86歳祝うバースデー弾も空砲…連敗で今季最多借金2

[ 2026年5月21日 06:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク3─8オリックス ( 2026年5月20日    京セラドーム )

<オ・ソ(7)>9回、本塁打を放つ柳田(撮影・中村 与志隆)
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 悔しい、会長バースデー空砲――。ソフトバンクの柳田悠岐外野手(37)が王貞治球団会長の誕生日だった20日、9回に右越え5号ソロを放った。5月20日の本塁打は17年の西武戦以来、自身2本目。大量リードを奪われて迎えた打席でも自身のベストを尽くした。不振の山川穂高内野手(34)を先発から外す苦心のオーダーも実らずチームは2連敗。3カード連続の負け越しで今季最多の借金2となった。

 主砲として何とかしたかった。6点を追いかける9回。柳田の最終打席だった。マウンドにはチームメートの川瀬の弟・堅斗。不意を突かれるも対応して結果を出した。

 「いや全く(狙っていない)。いきなりクイックで投げてきたので。びっくりしたから逆にいい打ち方になった。バットの芯だった」

 初球146キロの内角低め直球をすくい上げた。文句なしの当たりは右翼スタンド席へ着弾する。15日の楽天戦以来の5号ソロ。それでも、ダイヤモンド一周中に喜ぶ様子は一切なかった。「負けているんでね。こういう時に野手が助けられるようにしないと。何とかしたい」。序盤、中盤の拙攻で投手を助けられなかったことを嘆いた。

 DHで出場し、ベンチで若手右腕の力投を見ていた。育成から支配下に昇格して2戦目の藤原が打ち込まれて2連敗。「あれだけ腕振って、いい球を投げてる。これから良くなる投手。勝ちを付けてあげられるようにしたい」と援護できなかったことを悔やみつつ次回のバックアップを約束した。

 この日は王貞治球団会長の86回目の誕生日でもあった。「まだまだ元気に球界に携わってほしい」と願う小久保監督は球団が大切にしている日に大きな決断を下した。前日までの6試合で18打数1安打で打率・056だった山川をスタメンから外した。そのテコ入れは実らずに敗れたが、柳田は最後までベストを尽くした。5月20日のアーチは17年以来、自身2本目だ。24日の本拠地での日本ハム戦は「OH SADAHARU REGACY DAY」として開催され、選手全員が監督時代につけた背番号「89」のユニホームを着用する。「楽しみですね」と次の記念日こそは白星で飾るつもりだ。

 チームは2連敗で3カード連続の負け越しとなり、今季最多の借金2となった。「やれることを集中してやる。こういう時こそ野手が助ける」。苦境打破へ、責任感の強い最年長野手は語気を強めた。 (井上 満夫)

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