【密着】近大・宮原廉 最速154キロでも残す「伸びしろ」、上位候補浮上も納得の「直球の正体」

[ 2026年4月29日 05:30 ]

<調査ファイル>夢とロマンが詰まった近大のMAX154キロ右腕・宮原廉(撮影・長嶋 久樹) 
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 記事と動画を連動させてアマチュア野球の有力選手をリサーチする「スポニチ調査ファイル」が、今年も始動する。新シーズン初回は、関西の有望大学生投手の調査に向かった。近大右腕・宮原廉投手が、今秋ドラフト上位候補に挙がる理由を解き明かす。(取材=河合 洋介)

 球速、スピン量、角度。球質を高める上で大切な要素が、近大・宮原の直球には全てそろっている。

 自己最速154キロは、近畿圏の大学生投手でトップに立つ。直球の投球回転数は約2600を計測し、NPB投手の平均とされる2300を優に超える。それを1メートル82の長身から投げ下ろす。「球速というより、球の強さで差し込めることが強みです」。この威圧感十分の直球で「関西No・1右腕」の評価を不動のものにしている。

 あるNPBスカウトは「まだ球速が上がりそうに見える」と分析する。自己最速は大学入学時の142キロから12キロアップ。昨冬に最速を2キロ更新したように、まだ伸びしろを残している。「150キロを出せるようになったのは、投球フォームを細かく分けて考えられるようになったから」と宮原。肉体強化や長身を頼りに、力任せに投げているわけではない。腹圧など投球フォームを細かく解析し、力を最大限に発揮できるようになったのだ。

 昨年12月、大学日本代表候補合宿で打者4人から3三振を奪い、「ドラフト上位で消えるのではないか」とスカウト間でささやかれるようになった。「プロを目指して4年間やってきましたが、まずはリーグ優勝です」。あくまで「最速154キロ」は現時点の肩書。さらに更新しそうな予感こそが、ドラフト戦線における評価を高めている。

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