ドジャース・佐々木朗希 メジャー最多99球投げ5回0/3を4失点で今季初勝利

[ 2026年4月27日 01:30 ]

ナ・リーグ   ドジャース12―4カブス ( 2026年4月25日    ロサンゼルス )

<ドジャース・カブス>5回、クロウアームストロングから三振を奪う佐々木(撮影・沢田 明徳)  
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 ドジャース佐々木朗希投手(24)が25日(日本時間26日)、自身のボブルヘッドデー(首振り人形配布日)だったカブス戦で待望の今季初勝利を挙げた。開幕から5度目の先発登板で5回0/3を7安打4失点。メジャー自己ワーストの3被弾を数えた一方、今季平均より5・8マイル(約9キロ)速い“新スプリット”を効果的に使ってメジャーでは自己最多の99球を投げた。

 佐々木が苦しんでいたことはロサンゼルスのファンも知っている。4点リードの6回無死一塁から鈴木に中前打を浴びて交代。スタンディングオベーションでねぎらわれた。

 「4点を取られ、打線やリリーフ投手に助けられたのに、その中でも声援を頂いた。“次また頑張ろう”という気持ちになった」

 2回には最速98・5マイル(約158・5キロ)の直球を鈴木に左中間に運ばれて先制を許すなど、1試合3被弾はロッテ時代の22年8月19日楽天戦以来、プロ2度目。動揺せず、大崩れはしなかった。投手コーチらと相談の上、今季平均球速90・8マイル(約146キロ)から5・8マイル(約9キロ)速くしたスプリットを勝負球に、通算212本塁打のブレグマンを3打席とも封じた。

 「今、持っている力を出した中での結果。精度を上げていくしかない」

 7安打されて6回途中4失点。昨年5月3日のブレーブス戦以来、357日ぶりのメジャー2勝目をつかみ、「素直にうれしい」と笑みを浮かべた。今季初のボブルヘッドデー。昨年8月4日の初開催は右肩痛で戦線離脱中だった。白星で飾り、「もうちょっと良くして(似せて)ほしい」と珍しく口も滑らかだった。

 かつての“チームメート”からも力をもらった。始球式を務めたのは、急性リンパ性白血病で長期療養中の宇都宮幹汰さん(14)。22年6月にロッテの社会貢献プロジェクトの一環でチームに“加入”し、「KANTA」の登録名で同年終了まで活動した。佐々木もサプライズで「コアラのマーチ」をプレゼントするなど交流。特別な白星を贈ることができた。

 デーブ・ロバーツ監督は「数字だけを見ると伝わらないかもしれないが、ベストに近い内容。次につながる」と評価。今季最少の与四球1が示すように課題の制球も改善されつつある。この白星をきっかけに、流れに乗っていきたい。(奥田 秀樹通信員)

 【佐々木に聞く】

 ――スプリットを多投した。
 「制球も良く、カウント球にも使える球だった」

 ――その球速が普段より速かった。
 「微調整しながらやっている。(詳細は)言えません」

 ――自身のアイデアか。
 「落ち幅を変えたわけではない。スピード感が欲しいということと、ベース板の上に行かないと振ってもらえないことに関して、コミュニケーションを取る中で、コーチとも話して、方向性は決めた」

 ――制球が改善。
 「一番は真っすぐではなく、フォーク(スプリット)のベース板に行く確率、通る確率の問題。フォームだけじゃなくて、フォーク(スプリット)に対するアプローチもある」

 ――捕手ラッシングとのコンビは。
 「普段から、熱い言葉をかけてもらい、“一緒に頑張ろう”的なところはある。しっかり引っ張られながら、頑張っている」

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