阪神・佐藤輝明 日曜日に一発出れば17連勝 虎の子V弾で首位浮上 藤川監督に通算100勝贈った

[ 2026年4月27日 01:15 ]

セ・リーグ   阪神1―0広島 ( 2026年4月26日    甲子園 )

<神・広(5)>4回、先制ソロを放ち天を指差す佐藤輝(撮影・大森 寛明)
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 阪神は26日の広島戦(甲子園)に1―0で勝利した。4番・佐藤輝明内野手(27)が4回、リーグトップの同僚・森下に1本差と迫る6号ソロ。22年以来自身2本目で、聖地では初の「1―0決勝弾」を放ち、藤川球児監督(45)にセ最速タイの通算100勝目を贈った。日曜日に佐藤輝が本塁打を打てばチームは17連勝。「サンデー輝」の一発でヤクルトを勝率で上回り、単独首位に返り咲いた。この日、近本光司外野手(31)が死球のため左手首を骨折。切り込み隊長離脱の危機も、主砲のバットが振り払ってみせる。

 空を覆う雲を突き破るかのように、佐藤輝が打ち上げた白球は一直線に天へ伸びた。いつも苦しむ「浜風」とは逆の、左翼から右翼方向に吹く“追い風”に乗り、そのまま右中間最深部へ着弾。スコアボードに刻まれた「1」が、結果的にゲームの分水嶺となった。

 「いい風も吹いていたので良かった。高め(の球)をしっかり振り抜けたかなと思う」

 4回先頭だ。撃ち抜いたのは、栗林が投じた真ん中高めの144キロ直球だった。差し込まれることなく豪快に振り切った。16日巨人戦の初回、先発・田中将が投じたボール球のインハイを中堅右へ突き刺す4号2ランもしかり、今季は「高め」の攻略が目立つ。今季6本塁打のうち半分の3本塁打が、過去5シーズンにわたって空振りや凡打を重ねてきた“苦手ゾーン”。その鮮やかな克服のポイントは「左肩」にある。

 スイングを仕掛けた際、捕手側にある左肩を投手側へ突っ込ませないことを念頭に置く。数年前から体に染みこませることに努めており、今季に向けても昨オフから一層のブラッシュアップを図ってきた。投球を“迎えにいく”悪癖が消えたことで、投球をより手元まで呼び込め、見極めの精度も増した。「高めに対してもいいバッティングができている。続けていきたい」。確立した打撃メカニックは、高め以外にも効果を発揮する。ともにリーグ1位の打率・382、23打点、同2位の6本塁打という好成績には、確かな理由が存在する。

 「常に見てくれているし、引っ張っていってくれる。もっと(勝利を)積み重ねていけるように頑張りたい」

 昨年から共闘する藤川監督に、セ最速タイの通算100勝を贈った。節目を喜びつつ、当然通過点。本当に欲するものは、秋に待つ栄冠に他ならない。

 「いい試合ができたので、これを続けて、上を目指して頑張る」

 甲子園での2安打以下勝利は14年4月29日広島戦以来、実に12年ぶりだ。虎の主砲が生んだ「虎の子の1点」で単独首位に再浮上。あす28日からはヤクルトとの首位攻防3連戦を皮切りに、9連戦が始まる。「一戦一戦、準備してやる」。不動の4番が、猛虎を大型連勝へとけん引する。 (八木 勇磨)

 ○…佐藤輝は日曜日の試合で、曜日別最多の28本塁打。本塁打を記録した試合は通算22勝3敗と大きく勝ち越しており、22年6月12日のオリックス戦(京セラドーム)から17連勝中と「サンデー輝」の一発が勝利の吉兆となっている。

 ○…阪神の2安打以下勝利は、25年8月13日広島戦(マツダ)以来。甲子園では14年4月29日広島戦以来12年ぶりで、2リーグ制以降では通算12度目となった。また12度のうちカード別では広島戦の4度が最多。

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