日立製作所が競り勝ち決勝トーナメント進出 新人・由上慶が公式戦初登板で7回無失点の好投 日立市長杯

[ 2026年4月18日 20:00 ]

JABA日立市長杯選抜野球大会予選リーグ   日立製作所6―1トヨタ自動車東日本 ( 2026年4月18日    大宮市民 )

公式戦初登板初先発で、7回無失点の好投を見せた日立製作所・由上(提供写真)
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 日立製作所が競り勝ち、決勝トーナメント進出を決めた。1―1で迎えた9回に打線がつながり5点を勝ち越し。投げては新人右腕の由上慶投手(22=京産大)が7回2安打無失点の好投を見せ、先発の大役を果たした。

 「一人ずつ抑えようと。長いイニングを投げるとかは考えず、丁寧に投げました。チームが勝てて良かった。先頭打者を全て打ち取ることができたので、四死球は多かったですが、要所要所で粘れたと思います」

 申し分ない公式戦デビューとなった。「めちゃくちゃ緊張した」という初回をわずか8球で3者凡退。自らの手でリズムをつかむと、1メートル87の長身から投げ下ろす140キロ台後半の直球に、チェンジアップ、スプリットを織り交ぜ、凡打の山を築いていった。味方が1点を先制した直後の5回は初めて得点圏に走者を背負ったが、2死二塁で遊ゴロ。6、7回も走者を許したが、冷静に後続を打ち取った。ともに勝ち星こそつかなったが、前日の明治安田戦で9回1失点完投した飯田真渚斗に続く新人の快投。林治郎監督は「状況によっていろんな投球をできるのが彼(由上)の持ち味。飯田が先発で投げて負けてられないという気持ちで投げて、すごく良い連鎖が出ているんじゃないかと思います」とうなずいた。

 無限の可能性を秘めている。茨木北中では軟式野球部に所属。「自転車で通える」という理由で進学校の関西大倉(大阪)を受験し、難関を突破した。京産大でも3年までは指名打者としてリーグ戦に出場した元二刀流。「結果を残せなかったのでバッティングを諦め、ピッチャー一本の可能性にかけました」。投手に専念した1年間で144キロだった最速は152キロにまで上昇。急激な成長を遂げたことで、名門・日立製作所のユニホームに袖を通すことができた。

 「あと2勝で優勝。しっかりケアして次に投げるところで結果を残せるようにしたいと思います」

 19日の準決勝は日本製鉄鹿島と激突。2017年以来9年ぶりの頂点へ、負けられない戦いが続く。

 ○…宮慎太朗がバットで勝利に貢献した。0―0の5回1死走者なしから左翼席へ先制ソロ。1―1の9回1死満塁では、フルカウントから勝ち越しとなる決勝の押し出し四球をもぎ取った。「昨日、今日と新人のピッチャーが頑張ってくれていたので何とかしたかった。(9回の押し出しについて)得点圏で打席に入りたいタイプ。しっかりフォークも見切れましたし、凄く良い打席だったと思います」。頼れる5番打者の面目を保った価値ある2打点。同県対決の準決勝に向けて「都市対抗予選でも絶対に当たるし、しっかり勝って勢いをつけたい」と意気込んだ。

 ▼林監督 投手がしっかりゲームメークしてくれたことが、最後の攻撃につながった。相手投手の攻略は難しいが、(予選リーグ)3試合の中で課題は明確になった。今後は攻撃のバリエーションを少しずつ増やしていきたい。(決勝トーナメント進出が決まり)もう1試合勉強できるので、思い切ってやれれば良いかなと思います。

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