ドジャース・大谷 圧巻仕上げ!12アウト中11奪三振 投球割合増やしたカーブで打者ほんろう

[ 2026年3月26日 01:30 ]

オープン戦   ドジャース0―3エンゼルス ( 2026年3月24日    ロサンゼルス )

<ドジャース・エンゼルス>カーブを投じる大谷(撮影・沢田 明徳)
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 ドジャース大谷翔平投手(31)が24日(日本時間25日)、開幕前最後となるエンゼルスとのオープン戦に「1番・投手兼DH」で出場し、4回0/3を投げ4安打3失点。12アウトのうち、6連続を含む11三振を奪う快投を見せた。打者では4回に右前打をマーク。今春初の二刀流出場で衝撃のパフォーマンスを披露し、26日(同27日)の開幕、ダイヤモンドバックス戦、31日(同4月1日)のガーディアンズ戦での初登板へ向かう。

 一度浮き上がるように打者の目線を外れ、鋭く曲がり落ちる。大谷の快投劇のスパイスとなったのは昨季まで勝負球ではなかったカーブだった。

 試合後に大谷のカーブの有用性を問われたデーブ・ロバーツ監督は開口一番「I Love It!」(凄く良かった)と笑みを浮かべ「カーブで打者のタイミングを遅らせることができるし、落差だけでなく球速差も大きな武器になっている」と絶賛した。

 異次元、規格外…。どの言葉も形容するには物足りない圧巻のパフォーマンスだった。2回無死一、二塁のピンチは、アデルに対し2球連続カーブで空振り三振。続くローはまたしてもカーブで追い込み、最後はこの日最速98・5マイル(約158・5キロ)の直球で空振り三振を奪った。最後もダーノーをカーブでバットに空を切らせ、ピンチを脱した。

 2回のアデルから3回のトラウトまで6者連続三振を奪い、4回の先頭に四球を与えた後も再び3者連続三振。盟友トラウトからも2三振を奪った。5回に3連打で失点してマウンドを降り、救援投手が走者を還して5回途中3失点となったが、12個のアウト中、11個を三振で奪う圧倒的な内容だった。

 カーブは6月に投手復帰した昨季全体で8・8%しか投げなかったが、この日は直球の次に多い19・8%(86球中17球)と大幅に増加した。近年は直球とスイーパー中心の配球だったが、カーブの“最遅”は73・9マイル(約118・9キロ)を計測するなど、直球との最大39・6キロの球速差で打者のタイミングを外した。捕手スミスも「たくさん三振を奪って本当に楽しい」と笑みを浮かべた。

(3戦連続安打/) WBCでは打者に専念し、5回途中無失点だった18日のオープン戦初登板は投手に専念。この日は今春初の二刀流出場となったが、打者でも4回に3戦連続安打となる右前打を放ち、98~00年のヤンキース以来26年ぶりのワールドシリーズ3連覇を狙うシーズンに向けて、万全の仕上がりをアピールした。

 指揮官は「彼はもう(開幕に向けて)準備ができている」と太鼓判。本塁打王とサイ・ヤング賞の同時受賞だって夢ではない。伝説の始まりを予感させる最終仕上げとなった。(柳原 直之)

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