【センバツ】九州国際大付 延長11回タイブレーク制す 吉田秀成が逆転サヨナラ二塁打「自信あった」

[ 2026年3月23日 05:00 ]

第98回全国選抜高校野球大会第4日・1回戦   神戸国際大付3―4九州国際大付 ( 2026年3月22日    甲子園 )

<九州国際大付・神戸国際大付> 延長タイブレーク11回、吉田(6)のサヨナラ打に笑顔の九州国際大付ナイン(撮影・大森 寛明)
Photo By スポニチ

 九州国際大付(福岡)は昨秋明治神宮大会決勝で破った神戸国際大付(兵庫)を延長11回タイブレークの末に再び下し、2回戦へ進んだ。「3番・遊撃」の吉田秀成内野手(2年)が左中間への逆転サヨナラ二塁打で貢献した。

 1点を追う延長11回2死一、三塁。九州国際大付の3番・吉田秀成はスライダーを張っていた。直球が3球続いた後の4球目を振り抜き、左中間への逆転サヨナラ二塁打。3安打の活躍に「自分が絶対に決めてやると思った。自信がありました」と声を弾ませた。

 ミスを取り返したかった。初回はバント失敗。一塁走者だった5回1死一、三塁ではランエンドヒットのサインでスタートを切った右飛で戻りきれず併殺となり「俺に回せ。自分が決めるから」と下を向かなかった。

 伯父の背中を追いかける。母・愛さんの兄で元楽天の草野大輔氏が三塁アルプス席で応援。当時の楽天監督だった野村克也さんから「天才」と称された打撃技術で通算526安打を放った左打者で知られる。打撃で助言をもらったこともあって「自分の感覚を大事に」と送り出され、「いつかは超えたい存在」と目を輝かせる。

 昨秋はイチロー氏(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が特別指導で訪問。吉田はティー打撃を見てもらい「きれいで言うことない」とお墨付きをもらった。初戦を2日後に控えた20日には、まい泉のかつサンドが背番号と同じ51個分届き、パワーを得た。贈られた高校は負けていないという吉兆も健在だった。

 ヤクルト、楽天で外野手だった楠城祐介監督は甲子園初采配で初勝利。前監督の父・徹氏と父子でプロ野球出身監督が甲子園で勝つのは甲子園で初めてで「甲子園で1勝することの大変さを全身で受けながら戦った。こんなにいい試合をさせてもらって感謝しかない」と感慨に浸った。 (杉浦 友樹)

 ▽25年の明治神宮大会決勝の九州国際大付―神戸国際大付VTR 初回に3得点するなど13安打を放った九州国際大付が「国際対決」に11―1で大勝した。先発した岩見輝晟は8回2/3を3安打1失点で11三振を奪う好投。打線は4番・城野慶太が3安打2得点、5番・上岡煌(こう)が2安打2打点と主軸が期待通りの力を発揮した。

≪8回2失点の岩見輝晟はサヨナラ機で初打席≫

 ○…先発した1メートル87の長身左腕・岩見輝晟(らいせ、2年)は8回6安打2失点と役目を果たし、「四球を出して得点になったのでまだまだです」と振り返った。降板後はDH解除で右翼を守り、2―2の延長10回1死満塁のサヨナラ機では空振り三振に倒れ「甲子園で初めての打席で緊張した」と苦笑いした。イチロー氏とはキャッチボールをしたそうで「近い距離でも凄い強い球を投げていた」と感銘を受けていた。

続きを表示

この記事のフォト

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

野球の2026年3月23日のニュース