【センバツ】神戸国際大付・幸地泰輝 沖縄を離れる決断をしたから浴びることができた“地元”の大歓声

[ 2026年3月23日 05:00 ]

第98回全国選抜高校野球大会第4日・1回戦   神戸国際大付3―4九州国際大付 ( 2026年3月22日    甲子園 )

<九州国際大付・神戸国際大付> 9回、空振り三振に倒れる幸地(投手・渡辺)(撮影・大森 寛明)
Photo By スポニチ

 【みんなイイじゃん】幼なじみが甲子園の決勝で投げている。沖縄出身の神戸国際大付・幸地泰輝(3年)にとって、沖縄尚学が達成した昨夏の日本一は人ごとではなかった。

 決勝に先発した新垣有絃(3年)とは幼稚園から中学まで同じ学校だった。「沖縄県民としてのうれしさと、ずっと一緒にいた仲間が日本一を獲る悔しさと…」。自身は高校から沖縄を離れる決断をしながら、幼なじみは地元に残って日本一を達成。誰にも言えない複雑な思いが芽生えた。

 中学時代は新垣と同じチームに所属した。紅白戦では新垣のチームが必ず勝つ。「誰も打てないので試合にならないんです」。昨夏の投球を見て「さらに進化していた」と驚いた。自身が兵庫へ越境したのは、強豪そろう地域で個の力を磨くため。「関西特有の“がめつさ”が欲しかった」と中学時代から精神面がたくましくなった自負もある。年末年始には新垣と再会し、「甲子園で戦えたらいいな」と健闘を称え合った。

 中学時代の評定は5教科「オール5」で、学校では60人いる野球部員で唯一「特進コース」に所属する。文武両道を実践する努力も報われ、9回に代打として出場機会を得た。「憧れていた舞台。歓声が凄くて、初めての感覚でした」。沖縄を離れる一大決断をしたからこそ、兵庫代表として地元の大声援を浴びることができた。 (河合 洋介)

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

野球の2026年3月23日のニュース