【WBC】「私が行く」韓国41歳右腕が緊急登板の舞台裏「尊敬に値する」「奇跡の主役」韓国で称賛

[ 2026年3月10日 14:05 ]

豪州戦で2回から緊急登板した韓国・盧景銀(撮影・篠原岳夫)
Photo By スポニチ

 第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンドC組で韓国は崖っぷちから奇跡の準々決勝進出を決めた。現地メディアは前日9日の豪州戦で緊急登板で2回無失点と好救援したベテラン右腕、盧景銀(ノ・ギョンウン)投手(41)を称賛した。

 韓国は豪州戦の2回に幸先良く2点を先制。ところが、先発左腕・孫珠瑛(ソン・ジュヨン)がその裏、イニング間の投球練習中に左肘の違和感を訴え、緊急降板。ここで急遽、マウンドに上がったのがノ・ギョンウンだった。

 スクランブル登板となり、先頭に中前打を許したものの次打者をニゴロ併殺に打ち取るなど、この回を無失点。イニングをまたいだ3回も3者凡退と相手に流れを渡さずスコアボードに0を並べた。

 韓国メディア「OSEN」は「尊敬に値する」と見出しを付け、ノ・ギョンウンの好投を称賛。「準々決勝進出という奇跡の主役として堂々とその名を刻んだ」「これ以上ない活躍を見せた」と賛辞の言葉が並んだ。

 また、緊急登板の舞台裏も紹介。先発左腕の異変を知るやいなや即座にブルペンで準備を始めた、素早く肩を作り、マウンドに上がった。試合前からソン・ジュヨンの後を受けて投げる可能性は伝えられていたものの、これほど早く出番が訪れるとは予想していなかった。

 それでも「コーチは私がすぐに肩を作れることを知っている。『私が行く』と志願した」とスクランブル登板を自ら名乗り出た。

 イレギュラーな登板となったが、2回を無失点に抑え、1次ラウンドは3試合、計3回1/3を投げ3安打無失点と救援の仕事を果たした。

 KBOリーグ史上最年長ホールド王や最年長30ホールドなどの記録を持つベテランだが、年齢的な問題などから代表選出に懐疑的な声もあったという。それだけに「プレッシャーはなかったが、自分が代表に選ばれた理由を証明できた。心の荷をようやく少しおろせた気がする。なぜ自分がここにいるのかを証明した」と胸を張った。

 また、準々決勝進出はノ・ギョンウン自身にとってもまたとない“プレゼント”となった。11日は42歳の誕生日で、準々決勝の地、マイアミへ向かう飛行機の中で誕生日を迎えることになる。「意義深い誕生日プレゼントになった」と喜びを噛みしめた。

 韓国は1次ラウンドC組で日本に次いで2位で突破が決定。準々決勝はD組のドミニカ共和国、ベネズエラのどちらかと対戦する。
 

「WBC 2026速報|侍ジャパン最新情報・大谷翔平ら注目選手・日本戦ほか日程&放送情報【第6回ワールド・ベースボール・クラシック」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2026年3月10日のニュース