広島・床田寛樹&森下暢仁 零封競演で開幕投手アピール 新井監督「2人ともまずまず」競争継続へ

[ 2026年3月5日 05:45 ]

オープン戦   広島0―2オリックス ( 2026年3月4日    京セラD )

<オ・広>力投する床田(撮影・平嶋 理子) 
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 広島の開幕投手の有力候補2人が、4日のオリックスとのオープン戦で熱いアピール合戦を繰り広げた。先発・床田寛樹投手(31)が2回無安打無失点と好投すれば、3回から2番手でマウンドに上がった森下暢仁投手(28)も3回1安打無失点。新井貴浩監督(49)は、両腕を高評価した上で、27日のシーズン初戦(対中日、マツダ)の大役を射止めるべく、さらなるアピールに期待した。

 互いの意地が伝わってきた。開幕まで約3週間。床田と森下が今春初めて対外試合に登板し、競うように好投を披露した。

 まずは先発・床田だ。初回は1死から宗に四球を与えたものの、続く中川を122キロスライダーで右飛。太田も143キロ直球で詰まらせて二飛に仕留めた。2回も先頭・紅林に四球を与えたが、後続を退け2回無安打無失点。球速も今春実戦で最速の145キロを計測するなど、持ち味を存分に発揮した。

 「良い緊張感で投げられた。真っすぐが良かった。ここから細かいところをしっかりできればいいと思う」

 確かな手応えが残った。カットボールの精度や、全体的な制球には不満が残ったものの、春季キャンプから思うように上がってこなかった直球の質が向上。その直球を決め球にアウトを重ねたことは大きな収穫だ。また、オフから改良に取り組んできた末に「全然曲がらない」と断念し、従来の握りに戻したスライダーについては「普通にストライクも取れて、曲がり的にも良かった」とうなずいた。

 3回から2番手で登場した森下も負けていない。先輩の投球に触発されるように、自身もアピールした。3回は1死から西川に四球を与えたが、最速150キロを計測した直球を軸に、カーブ、カットボール、チェンジアップなど多彩な変化球を駆使して無失点に切り抜けた。4回は3者凡退。5回は2死から麦谷に三塁内野安打を許したが、前の打席で四球を与えた西川を148キロ直球で空振り三振に仕留め、3回を1安打無失点で終えた。

 「全球種しっかり投げられたのは良かった。(直球で)しっかり空振りが取れていたので、継続していきたい。あとは制球などを修正していきたい」

 新井監督は両腕の投球に「2人ともまずまず良かった」と評した上で、開幕投手については「まだ」と話すにとどめた。過去3年は春季キャンプ中に開幕投手を発表していたが、今季は横一線の競争を打ち出しており、競争は続く模様。有力視される床田、森下以外にも、新外国人ターノック、大瀬良、栗林らの候補がいる。今後も熾烈(しれつ)な争いから目が離せない。(長谷川 凡記)

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