ソフトバンク・スチュワート 侍斬りで開幕ローテ合格点 477日ぶり実戦復帰で2回零封!復活アピール

[ 2026年2月24日 06:00 ]

壮行試合   ソフトバンク4―0侍ジャパン ( 2026年2月23日    サンマリン宮崎 )

<WBC壮行試合 ソフトバンク・日本代表>2回、無失点で終え、笑顔のスチュワート(撮影・木村 揚輔)
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 ソフトバンクは23日、侍ジャパンとの壮行試合を行った。昨春のキャンプ中に左腹直筋を痛めてシーズン登板なしに終わっていたカーター・スチュワート投手(26)は2024年日本シリーズ以来2年ぶりの実戦復帰。2回無安打無失点2奪三振に加え、最速156キロの直球で日本代表打線を圧倒した。今季15勝を期待している小久保裕紀監督(54)も開幕ローテーション入りに向けて合格点だ。

 侍ジャパンへの配慮として「厳しくインコースを攻めない」とのチームとしての方針がある中、復活マウンドだったスチュワートは外角中心で、前日22日は13得点と爆発した侍打線を抑え込んだ。

 「久々の実戦で相手がジャパン。余計、集中力が増した。初回は感慨深くて、気持ちが高ぶったけど落ち着いてからは狙い通りだったよ。全球種が良かった。ハッピーだよ」

 実戦は24年11月3日の日本シリーズ第6戦(対DeNA)以来477日ぶり。初回先頭の近藤を4球連続150キロ超の直球で追い込み、最後はスプリットで見逃し三振。周東には6球粘られ四球を与え、牧の2球目に二盗を許した。「周東は、あの場面で走るのはいただけないのでしっかり話したい」と笑ったが、1死一、二塁で佐藤輝をスプリットで空振り三振、森下は三ゴロと危機を脱した。

 2回無死、牧原大はこの日最速の156キロで左飛など3者凡退。チームメートだけではなく、第1戦で大活躍だった虎コンビも封じる2回無安打無失点2奪三振だ。キャリアハイの9勝を挙げた24年の初勝利が5月11日のオリックス戦(宮崎)だった。縁起のいい球場で最高の再スタートとなった。

 新たに2年総額、最大1000万ドル(約14億2000万円、当時)で契約延長して臨んだ昨春。開幕ローテーション入りを確約されていたキャンプ中に左腹直筋を痛めた。そのまま、25年の1軍登板なし。再来日前から複数回のブルペン投球を重ねるなど、今季に懸ける思いは強い。「去年、何もしとらんやんか!」と愛のあるいじりを仕掛けてきた小久保監督は「今日ぐらい投げてくれればね、十分、ローテで回れる一人だと認識していますね」と合格点を与えた。

 指揮官は今季ノルマに「15勝」を設定した。日本ハムへとFA移籍した昨季14勝の有原の勝ち星を上回る数字は期待値が大きい。ただ、スチュワートは本気。約束は守る。そんな気概でいる。「監督と(投手コーチの)倉野さんから15勝というゴールを掲げられている。1つでも近づけるようにやっていきたい」。有言実行に向けた準備は着々と進む。(井上 満夫)

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