バントは本当に非効率なのか!? 小林至氏が日米の野球を比較「一概には言えない」

[ 2026年2月24日 21:01 ]

犠打を決める巨人・吉川(昨年6月の東京ド―ム・日本ハム戦)
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 東大卒の元ロッテ投手で、ソフトバンクの球団幹部を経て現桜美林大教授の小林至氏(58)が自身のYouTube「小林至のマネーボール」を更新。野球にバントは意味がないものなのかを検証した。

 2025年シーズンで、MLBで最もバントを使ったのはパドレスで162試合で48回。最少はオリオールズで4回だった。

 一方、NPBでは阪神が143試合で最多の136回。最少はオリックスの58回だが、それでもパドレスより多かった。

 小林氏は「MLBではバントは完全に絶滅危惧種」と説明した。そして、バントをしない理由を「統計」と指摘した。

 MLBの無死一塁の得点期待値は0・85、得点確率は42%。1死二塁での得点期待値は0・66、得点確率は40%で、犠打を使っても数字は落ちる。

 ところが、NPBの無死一塁の得点期待値は0・675、得点確率は34・8%。1死二塁の得点期待値は0・565だが、得点確率は35・1%とわずかに上がる。

 つまり、「1点を争う展開でのバントは、NPBでは合理的」という統計を示した。

 これにはMLBには強打者が多いこととバントが下手という要素が絡んでくる。日本選手のバント技術は高い。

 小林氏は「1試合の平均得点もNPBの方が少ないので、1点の重みがある。一概にバントは非効率とは言えない」と説明した。

 ただ、MLBは本塁打で得点することがファンへのアピールという概念があるという。

 バントの価値は認めつつ、小林氏は「(エンタメとしては)日本ももうちょっとバントは少ない方がいい」と私見を明かした。

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