エンゼルス・菊池雄星、自主トレ段階で「156キロ」超速仕上げ WBCへ「オールドルーキー」の決意

[ 2026年2月12日 01:30 ]

ブルペンで投球練習する菊池(撮影・笹田幸嗣通信員)
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 エンゼルス菊池雄星投手(34)が3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場するバッテリー組の集合日だった10日(日本時間11日)にアリゾナ州メサのキャンプ施設でブルペン入りし、20球の投球練習で順調な調整ぶりを披露した。既に自主トレ段階で球速97マイル(約156キロ)を計測していたことを明かすなど超速仕上げ。初の代表選出に強い意気込みがあふれ出た。

 菊池はメディカルチェック後にキャッチボールし、さっそくブルペンへ向かった。直球、カーブ、スライダー、チェンジアップの全球種を織り交ぜて20球。熱のこもった投球に思いが表れた。

 故郷の岩手、自宅のある南カリフォルニアで自主トレを積み、既に球速97マイルまで上がっていることを明かした。WBC出場のバッテリー組キャンプが始まる11日(同12日)にはライブBP(実戦形式の打撃練習)を予定。初日からの打者との対戦は異例中の異例で、超速仕上げの理由は日の丸を背負う責任感からに他ならない。

 「普段のシーズンなら5月上旬くらいにピークをつくる。今年は3月6、7日あたりにはベストの状態をつくらないといけない。どこで投げるか分からないが、(大会の)開幕に100%に持っていくことを考えている」

 侍ジャパンは3月6日に台湾との1次ラウンド初戦を迎える。井端監督から「投手陣の軸に」と期待される菊池は2戦目にあたる同7日の韓国戦での先発登板が有力視され、思い描いた「ベスト」にピタリと合う。

 夜には自著出版に関するオンライン会見に参加。キャンプインを翌日に控える心境を「野球の足音を感じる」と表現した。アマチュア時代を通じても初の代表選出。「ちょうど1年前に井端監督が岩手に来て“一緒に戦おう”と言ってくれた。オールドルーキーで頑張りたい。目標は連覇しかない。貢献できるように」。34歳の春。言葉の端々から決意がにじみ出た。(笹田 幸嗣通信員)

 《19日に“13万字”著書発売》菊池の著書『こうやって、僕は戦い続けてきた。「理想の自分」に近づくための77の習慣』(PHP研究所、税込み1760円)は今月19日に発売される。毎年200冊を読破する読書家で「考えていることを一つの形にするのが大切。名刺代わりの一冊にしたかった。出し切った」と13万字を書き上げた。花巻東の3学年後輩のドジャース・大谷に触れた項目もあり「許可はもらっていない」と笑い、「彼がなぜ世界一の選手なのか。尊敬するところがたくさんあるので文章にさせてもらった」と明かした。

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