巨人 宮崎キャンプで見えた橋上オフェンスチーフコーチの改革「得点圏をいかに作るか」

[ 2026年2月10日 11:10 ]

巨人・橋上コーチ
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 巨人の宮崎キャンプ。橋上改革が随所に見られた。6日は午前10時から正午前まで非公開練習。窓ガラスを白いカーテンで覆われた木の花ドームでサインプレーの細かい確認が行われた。非公開が2時間にも及ぶのは珍しい。

 「攻撃と守備、両方やったので、時間的に長くなりました。この作戦はこうですよ、注意しましょうっていう意識の統一」

 説明したのは橋上オフェンスチーフコーチ。昨季、作戦戦略コーチとして11年ぶりに巨人に復帰。野村克也氏のもとで薫陶を受け、楽天や西武、ヤクルトなどでコーチを歴任し、13年WBCでも侍ジャパンの戦略コーチを務めた名参謀。今季から現職となり、オフェンス面の中核を担う。

 2年ぶりのV奪回へ掲げるテーマが「得点圏をいかに作れるか」だ。3位に終わった昨季は主砲の岡本(今季からブルージェイズに移籍)が負傷で長期離脱も、実はチーム打率・250、OPS(出塁率+長打率)・672はともにリーグ1位。得点圏打率・240も同3位だったが、得点は同3位の463にとどまった。

 「無死一塁が2死一塁で終わったり。二塁に行くケースが少なかった。バントエンドランや盗塁の数値もリーグワーストに近かった。作戦を用いて最低でも走者を進める。そこを改善できれば、得点効率が上がっていく」

 53盗塁、盗塁成功率57%はともにリーグワースト。89犠打はリーグ4位だった。作戦の失敗が目立っただけに、遂行能力を高めるために、今キャンプから拡張したのが、高性能打撃マシン「ハックアタック エリート」だ。

 球速や球種、コースを細かく選択可能。ランダムに放り出されるボールを打ち返すことで対応能力を磨ける。昨春は1台のみだったが、2台追加。早出練習で中山や石塚ら若手が取り組んでいる。

 さらに個別ミーティングも積極的に実施していく方針。「選手と話をする機会は昨年に比べれば、かなり多くなる。自分の役割を明確に理解して練習に取り組んでもらえたら」。2年ぶりのリーグ優勝、14年ぶりの日本一に向けて変革をもたらしていく。(記者コラム・青森 正宣)

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