日本ハム「新・せこせこ野球」浸透 奈良間が守備確認二ゴロで決勝点 新庄監督も絶賛

[ 2026年2月3日 06:00 ]

紅白戦   紅組2―1白組 ( 2026年2月2日    国頭 )

2軍の紅白戦後に行われた打撃練習を見る新庄監督(撮影・高橋 茂夫)
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 29勝28敗。昨季、日本ハムの1点差試合の勝敗だ。勝率・509はパ・リーグ6球団で2番目に低く、キャンプイン前夜に新庄監督は「ここで(走者を進める)ショートゴロ打ってくれたらという試合が何十試合かあった。もしかしたら、ショートゴロを打ちなさいというサインをつくるかもしれない」と話していたように、課題解消に早くも動いた。

 沖縄・国頭の2軍キャンプ地での今春初紅白戦。1点を追う3回に紅組が追いつき、なお1死三塁でバックネット裏にいた新庄監督が動いた。前進守備だった二遊間を下げるように指示。それを見た打席の奈良間は「ヒットよりも何とか点を取りにいく打撃をしました」とわざと詰まらせて二ゴロを打ち、三塁走者を還した。紅白戦とはいえ、決勝点となる1点になった。

 試合後、開口一番に新庄監督は「奈良間君、良かったね」と絶賛した。打者へのサインではなく、「二塁と遊撃を下げてって(林)ヘッドに言って、どういう打撃をするか」が見たかったという。奈良間は1ボールから守備隊形が変化したのを察知。冷静に右打ちに切り替えた1打席に、今季目指す新庄野球の神髄が詰まっていた。

 実は野手陣は前日の練習後、室内練習場で“極秘”でゴロ打ちの特訓をしていたという。新庄監督は「ファンの方たちにもああいうプレーで、本塁打打ったぐらいの拍手をしてほしい。あとエスコンの放送も。ナイスチームバッティング!コングラッチュレーション!年俸アップ!みたいな」と笑った。1点差を制する「新・せこせこ野球」は、着実に浸透しつつある。(清藤 駿太)

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