アスレチックスがウィルソン遊撃手と7年108億円超で契約延長 若手野手コア囲い込み第4弾

[ 2026年1月31日 07:49 ]

アスレチックスのジェイコブ・ウィルソン(AP)
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 米移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」が30日(日本時間31日)、アスレチックスがジェイコブ・ウィルソン遊撃手(23)と7年総額7000万ドル(約108億3000万円、8年目は球団オプション)で契約延長合意したことについて分析した。

 ウィルソンは2023年ドラフト全体6位指名。翌年にメジャーデビューを果たし025年にはオールスターに選出された。父はパイレーツで長年内野手として活躍したジャック・ウィルソンである。25年はア・リーグ新人王投票で、同僚のニック・カーツに次ぐ2位。打率.311、出塁率.355、長打率.444、13本塁打、二塁打26本、盗塁5。三振率7.2%は極めて低かった。

 ウィルソンのコンタクト能力はリーグでもほぼ比類がない。一方でパワーには欠ける。平均打球速度は84.6マイル(約136.2キロ)、長打が出やすいとされる打球速度と角度を組み合わせた指標「バレル率」は2.2%、ハードヒット率は24.1%と低水準だ。それでも単打を量産できている。

 守備指標は遊撃手として必ずしも高い評価を与えていない。25年の守備防御点(DRS)はマイナス10、アウト・アバブ・アベレージ(OAA)はマイナス2だった。強肩だが、守備範囲は平均以下である。

 アスレチックスはもともと、ウィルソンをあと5年保有できる状況にあった。今回の契約でFA年2年分を確保し、さらに3年目となる年に球団オプションを設定した。7年7000万ドルという条件は、メジャー経験2年未満の選手に結ばれた契約として、史上8番目に大きな保証額。球団史上では、同僚タイラー・ソダーストロムの7年8600万ドル(約133億円)に次ぐ2番目の大型契約だ。

 今回の契約延長は、アスレチックスが若い野手陣の中核を長期的に囲い込む取り組みの最新例だ。ウィルソン、ソダーストロム、ローレンス・バトラー、そして強打者ブレント・ルーカーは過去15カ月の間にいずれも長期契約を結んでおり、球団はいずれのケースでも複数年のFA期間を手に入れている。複数の若手が長期契約を結んだことで、アスレチックスはレベニューシェアリング資金の使途を巡る苦情を心配する必要もなくなる。球団は昨冬、CBT(ぜいたく税)対象年俸総額を1億500万ドル以上に引き上げなければ制裁を受ける可能性があったと報じられていたが、現在は1億3900万ドルに達している。

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