広島 新外国人ターノック 日本野球の予習OK!アスレチックス時代の同僚・藤浪晋太郎らから情報収集

[ 2026年1月30日 05:05 ]

カープのユニホーム姿でポーズを決めるターノック
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 広島の新外国人フレディ・ターノック投手(27=マーリンズ3A)が29日、広島市南区のマツダスタジアムで入団会見に臨んだ。先発枠入りが期待される身長1メートル93の右腕。1年目から適応しようと、日本球界の情報は担当のエルドレッド駐米スカウトや親交のあるDeNA・藤浪らから既に収集済みだ。ローテーションを守り抜き「少なくとも6回は絶対投げ切りたい」と力強く宣言した。

 大雪の影響で米国からの航空機が欠航するなどし、当初の予定より2日遅れで開かれた入団会見。昨夜広島入りしたターノックは「少し疲れている。時差ボケも感じる」とほほ笑み、「きれいで安全」な異国でのチャレンジを前に、意欲に満ちた言葉を発した。

 「他国で野球をするのは、自分の人生でも一度あるかないか。新たな経験にワクワクする。シーズン終了後に素晴らしい決断だったとなれば…と思う」

 先発候補の右投手。1メートル93の長身から投げ下ろす最速157キロの直球を軸に、カーブ、チェンジアップなど4種類の変化球を操る。昨季はマーリンズで5試合に登板し、1勝0敗1セーブ、防御率2.45。3Aでは登板29試合で4勝2敗4セーブ、同3.28だった。

 「日本は基本に忠実な野球。それに合わせた練習をすることが大事と、エルドレッド・スカウトから聞いた」

 日本球界に適応するための予習はバッチリだ。直々に面談して広島入りを口説かれたエルドレッド駐米スカウトとは、契約後に米国で会食。カープ球団の説明や生活面、日本の野球への対応の仕方などを助言された。さらに、あの剛腕投手からも情報収集していた。

 「アスレチックスにいた時、藤浪(晋太郎=DeNA)から日本の打者はコンタクトが上手で、三振を奪うのは難しいと聞いた」

 ターノック自身も、投球回数を上回る奪三振数が自慢の剛腕。日本で先発として成功するには、低めの制球が大事とも教わり「オフシーズンに取り組んできた」と胸を張る。期待膨らむ来日1年目。自らに課したノルマは決して緩くない。

 「チームの優勝が一番の目標。先発したら一年を通して長いイニングを投げ、ブルペン陣に負担をかけないように投げ抜きたい。少なくとも6回は絶対投げる。毎試合ごとに。それが目標です」

 母親らがタイ出身。アジアの地で、ほほ笑みの国の血統を持つパワーアームが力投を演じ、チームとファンに笑顔をもたらす。(江尾 卓也)

 <ターノックに聞く>

 ――1メートル93の長身。角度へのこだわりは。

 「効果的だと思う。日本のボールに関しても、米国のと比べて感触が良いと感じる」

 ――感触はどの部分。

 「革がしっとりとして握りやすいし、どのボールも同じ形で作られていると感じる。米国のボールは、少し違う形のものがある」

 ――入団が決まり、日本野球の映像は。

 「日本の選手を見るというより、日本でプレーした米国の友人の動画を見ていた。ソフトバンクのスチュワート、(前)阪神のネルソン、中日のマラー」

 ――日本のアニメが好きだと聞いた。

 「家族はタイ出身。彼らと一緒に日本のアニメを見て育った。ドラゴンボール、NARUTO―ナルト―、お気に入りは進撃の巨人、鬼滅の刃。鬼滅の刃の嘴平伊之助(はしびらいのすけ)が好き」

 ◇フレディ・ターノック 1998年11月24日生まれ、米フロリダ州出身の27歳。17年ドラフト3巡目でブレーブス入団。22年8月17日のメッツ戦でメジャーデビュー。アスレチックス(23年~)、フィリーズ(24年6月~)を経て、25年はマーリンズに所属。1メートル93、84キロ。右投げ右打ち。 

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