三菱重工west・朝日晴人 入社4年目のテーマは守備力向上「自分自身が取れるアウトを確実に取る」

[ 2026年1月24日 08:00 ]

三菱重工Westの朝日晴人
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 社会人野球の三菱重工West・朝日晴人内野手(25)は、入社4年目となる今季のテーマを「守備力向上」に定めた。昨季も遊撃のレギュラーとして活躍したが、現状に満足することはない。明石市内の野球部グラウンドでは黙々と守備練習に励む姿があった。

 「まずは自分自身が取れるアウトを、確実にアウトにすること。その上で周りへの気配りだったり、これまで意識してきたことを変わらずできれば。全ての練習が大切なのですが、この時期は基礎的なところに時間を費やしています」

 練習メニューは多岐にわたる。壁当てやゴロ捕球などで基本動作を徹底。昨季は正面の打球を失策することが散見されたため、ノックでは正面の打球に差し込まれたり、構え遅れがないことを強く意識する。「どんな形のゴロが来ても捕れる体勢を整えられるように」。さらに、今季からコーチに就任した前阪神2軍守備走塁コーチの馬場敏史氏からは、グラブの出し方をはじめ新たな感覚を学んでいるという。

 「今までと違う感覚を感じながらやっています。グラブの出し方で言えば、出す角度は(従来通りで)良かったとしても、出した後にどう持って行くのか。これまでは(打球を追う中で)走る方向に流れてしまっていたのを、打球に対して真っすぐな角度でグラブを上げていくイメージです」

 2年目だった24年には主要公式戦で打率・418をマークしたが、昨季は同・268と本来の力を発揮できないままに終わった。その要因を「打球の角度を上げたいという取り組みが、自分の感覚ではしっくりくるものがなかった」と分析する。今季は長所の1つであるミート力の高さを生かしたライナー性の打球にこだわる構え。朝日が上位の1、2番として機能すれば打線の厚みが増すことは確実だ。

 「特に大学、社会人では周りの選手に比べたら不器用ですし、センスもない。なかなかうまくいかない中で、他の選手に勝てる部分があるとすれば考えるところだったり、試合を読む力だと思います」

 選手としての強みの1つは、野球脳の高さだろう。原点は滋賀県有数の進学校で過ごした彦根東の3年間。村中隆之元監督のもと、考えて野球に取り組む習慣を身につけた。
 
 「当時は気づかなかったですが、生徒主体で考えて、やらせてもらっていたと今なら分かります。村中先生から教わったことも含めて、それらの経験が今でも生きています」
 
 甲子園大会には2年夏と3年春に2度出場。3年春には後に多くの選手とチームメートになる慶応とも対戦した。慶大では2年春にリーグ戦初出場を果たすと、3年春からはレギュラーとなり通算50安打を放った。

 「副キャプテンとしてはチーム全員が1つの方向に向かっていけるように選手をまとめていきたい。その結果、都市対抗、日本選手権に出場して勝ち上がっていきます」

 都市対抗出場を逃すなど苦しんだ昨季。攻守の中心として、チームを上昇気流に導く。

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