【26年版球界新士録(9)西武6位・川田悠慎外野手】銀行員からプロへ 俊足武器に「スピード出世」だ

[ 2026年1月22日 05:30 ]

西武・川田
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 生活環境は、がらりと一変した。銀行員からプロ野球選手へと華麗なる転身を成し遂げた、異色のキャリアを持つ川田は「1年間、1軍に居続けることが目標」とシンデレラストーリーを描く。

 本気でプロ入りを意識したのは昨年1月。それまでもプロは目標に掲げていたが、四国銀行の亀岡洋介監督からプロのスカウトが来ていることを告げられ、目の色が変わった。「(以前にも)スカウトの方は来ていたみたいだが、監督が隠していた(笑い)。そこからバッティングに力を入れた。強みの盗塁も初球から走ることを意識した」と日々の努力でドラフト指名を勝ち取った。

 陸上部顔負けの俊足も売りの一つだ。中学3年時に野球部で県大会出場を逃したが、持ち前の脚力を買われて陸上大会にエントリー。県大会で4位と好結果を残したことで、自分の武器に気がついた。50メートルのタイムは手動計測で6秒を軽々と切る。盗塁の二塁到達タイムは3秒1と球界でもトップクラスだ。「いま日本球界で足を使って活躍する選手は周東選手。そういう選手を目指したい」と盗塁王も目標に掲げる。

 社会人時代は週3日の練習後に銀行業務に従事してきた。新人研修では高卒選手にスーツの着こなしも指導するアニキ的な立場だが、年齢的には1年目から勝負の年。「足りない部分は明確に分かっている。足を一番売りにしているのでアピールしていきたい」と、「スピード出世」を夢見ている。(河西 崇)

 ◇川田 悠慎(かわだ・ゆうしん)2002年(平14)2月20日生まれ、高知県宿毛市出身の23歳。小2から野球を始め、高知では甲子園出場なし。京産大で内野手から外野手に転向した。四国銀行では1年目に都市対抗出場。趣味は釣り。1メートル74、70キロ。右投げ左打ち。

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