広島ドラ4工藤泰己 菊地原毅コーチから絶賛 阪神・石井を理想に1年目から活躍期す

[ 2026年1月17日 05:45 ]

大野練習場でブルペン入りした広島ドラフト4位の工藤
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 新人合同自主トレに参加している広島のドラフト4位・工藤泰己投手(22=北海学園大)が16日、広島県廿日市市の大野練習場で、プロ入り後初めてブルペン入りした。捕手を立たせた状態で試運転を開始。6、7割の力で投じた15球を菊地原毅投手チーフコーチ(50)が「球が強い」と絶賛。救援候補の最速159キロ右腕は阪神・石井大智投手(28)を理想像に掲げ、1年目からの活躍を期した。

 大野練習場のブルペンに乾いた音が鳴り響いた。工藤がいきなり存在感を発揮。投じた球は、捕手を務めた育成ドラフト1位・小林(城西大)のミットを突き刺すような勢いだった。

 「こっち(広島)に来てから傾斜で投げるのが初めてだったので、飛ばし過ぎず、マウンドの感覚を確かめる程度で投げたつもり。6、7割の力で軽く投げた」

 プロ入り後初のブルペンで早くも潜在能力の高さを示した。捕手を立たせた状態で直球をはじめ、スライダー、カーブ、スプリット、カットボールの持ち球を試投。わずか15球の試運転ながら剛腕としての片りんを見せつけた。視察に訪れた菊地原投手チーフコーチは「球が強い。重そうな球を投げていた」と絶賛し、投球を受けた小林も「ズシッとくるような重さがあった」と驚きの表情を浮かべた。そんな周囲の反応とは対照的に最速159キロ右腕は冷静だった。

 「アマチュアと違って(毎日)試合があるので、どうしても体のズレも大きくなってくる。その中で、足を上げてずっと投げていくと、(投球)フォームの修正が追いつかないなと思って、クイックで投げている」

 投球フォームをプロ仕様に変更する。北海学園大ではセットポジションから左足を一定時間上げて投球していたが、この日はクイック投法で投げ込んだ。投球フォームのズレを最小限に抑えていく狙いがあるといい、プロでは無走者時でもクイック投法で打者に立ち向かう構えだ。既に今季の目標には「守護神」を掲げる。理想とする投手に阪神・石井の名前を挙げて飛躍を期した。

 「本当に石井選手の動画とかもずっと見ていたが、直球もそうですけど、変化球の精度もズバぬけているなと思っている。自分も直球以外の変化球(スライダー、カーブ、スプリット、カットボール)に手応えはある方なので、織り交ぜながら投げていくと思う」

 昨季50試合連続無失点のプロ野球記録を打ち立てた虎の右腕とは同じ1メートル75、ウエートトレーニング好きも共通点だ。150キロ台の直球を軸に複数の変化球を持ち球とする点も似ている。“石井級”の活躍を目指す若ゴイが精度向上に励む。(長谷川 凡記)

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