阪神 宜野座キャンプまた進化「球児ロード」できる! 屋外に全長100メートルの「雨天専用走路」設置

[ 2026年1月15日 04:00 ]

宜野座球場全景
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 阪神が春季キャンプを張る沖縄県の宜野座村総合運動公園内に、球界では異例となる「雨天専用走路」ができることが14日、分かった。全長100メートルの直線に屋根と壁面を設けることで、雨風が多く天候が変わりやすい2月の沖縄でも、投手のランニング量を確保する狙いがある。藤川球児監督(45)の選手ファーストの姿勢の表れともいえる「球児ロード」が、投手陣の強化に一役買いそうだ。

 宜野座キャンプで設置される雨天用の直線走路、通称「球児ロード」は全長100メートルに及ぶ。雨が吹き込むのを防ぐよう、この長い距離を覆うように屋根を設け、壁面にパネルなどを張る。各球団はキャンプ地に室内練習場を備えているものの、走るためだけの雨よけ施設は、球界初の試みといえそうだ。

 沖縄県宜野座村の担当者は「雨でも屋外で走れるところを造ってほしいという球団からの要望を受けた。2月は風が強い日も多い。横雨を防ぐために、側面も覆う形になった。走路は芝で、足腰への負担を軽減する狙いがある」と説明した。宜野座村総合運動公園内にあるサブグラウンド内に設置。12日に工事が着工し、2月1日のキャンプインに向けて作業を進めている。走路と「ようこそ」の意味がある沖縄の方言「めんそーれ」とかけて、「めんそー路」とも呼ばれている。常設ではなく、阪神のキャンプ中限定となる。

 2月の沖縄は天候が変わりやすく、これまでも球団は雨天時の練習場所に頭を悩ませてきた。室内練習場は打撃とノックを受ける野手でいっぱいになり、直線での走路確保は極めて困難になる。また人工芝のため、足腰への負担も心配される。こうした悩みを解決するために、屋根付きの走路建設に至った。

 投手の練習に欠かせないランニングメニューを、悪天候でも強度を落とさずに実行できるのは大きなメリット。12球団No・1のチーム防御率2・21で昨季のリーグ優勝に貢献した投手陣を、さらに強化できる態勢が整った。

 藤川監督は就任1年目の昨年から、選手ファーストのさまざまな施策を打ち出してきた。夏場には短パンでの練習を認め、ビジターでの移動がリラックスできるよう専用ウエアも導入した。甲子園での試合前練習では打撃ケージの裏にテントを張り、打撃練習の順番を待つ選手が直射日光を浴びないように避難場所をつくった。

 新シーズンに向けては、投手の球種を再現できる最先端の打撃マシンの導入が決まった。藤川体制のもとでプレー環境の整備が進み、今回の雨天走路もその一環と捉えられる。球団初のセ・リーグ連覇へ向け、虎のハード面は充実している。

≪主な宜野座キャンプ施設の改修≫

 ▽06年 多目的屋内施設「宜野座ドーム」が完成。岡田彰布監督が「これだけスペースがあれば自主練習で十分に打てるし、後ろで内野ノックもできるな」と絶賛。

 ▽14年 バックスクリーンのスコアボードがLED電光表示となり、リプレー動画や球速表示が可能となった。

 ▽19年 それまで屋外にあったブルペンやプレハブ施設にあったトレーニングルーム、簡易テントだった投手待機場所などが2階建て屋内施設に改修。総工費5億4000万円。

 ▽24年 前年の38年ぶり日本一を受けて多数のファン来場が予想されたため、右翼スタンドに防球ネット(“アレ・ネット”)を設置。

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