殿堂入りの栗山氏 ヤクルト入団当時の内藤2軍監督に感謝「テスト生の私に最後まで寄り添ってもらった」

[ 2026年1月15日 23:03 ]

13年1月、内藤夫妻へ誕生日ケーキを贈る栗山氏                              
Photo By スポニチ

 野球殿堂博物館は15日、今年の殿堂入りを発表。競技者表彰のエキスパート部門では元日本ハム監督で、23年WBCで指揮官として侍ジャパンを世界一に導いた栗山英樹氏(64=日本ハムチーフ・ベースボール・オフィサー)が選ばれた。日本ハム監督時代にはドジャース・大谷翔平投手(31)を「投打二刀流」として育成。世界的選手への道筋をつくった。プレーヤー部門は5年ぶり、特別表彰は15年ぶりに選出者なしに終わった。

 殿堂入り通知式の会見で、栗山氏が熱い思いで振り返ったのが入団当時の2軍監督だった内藤博文さん(故人)だ。テスト入団だった自分に誰も気にかけてくれない中で「最後まで寄り添ってもらった」と振り返る。プロのレベルの高さに悩んでいるときには「人と自分を比べるな」と激励。全体練習後の個人練習に付き合い、ティー打撃のトスをずっと上げてくれた。

 そんな内藤さんに監督1年目の12年にリーグ優勝し、翌13年1月20日にあいさつに行ったときのこと。その日はちょうど内藤さんの82歳の誕生日でバースデーケーキを贈ったところ、ホウキを持ち出し「ちょっとこれを持って構えてみろ」と打撃指導が始まった。入団時から30年経っても変わらぬ姿に「私が(ヤクルトに)入ってきたときのまんまだった思うんですよね。“現役、終わったんですけど”って言えなかったけど、バッティングを教えてくれて、その姿に涙しました」と懐かしんだ。

 自分を信じてくれた人たちの思いがあって今がある。「そういう人たちの思いを大切にしていかないといけない」。亡き恩師へ感謝の思いは尽きなかった。

続きを表示

「栗山英樹 熱中先生」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2026年1月15日のニュース