高校屈指の外野手が進学決断!スカウト高評価も…26年ドラフト戦線も逸材高校生の大学進学続くか…

[ 2026年1月10日 19:34 ]

主将として成長を続ける石田(撮影・柳内 遼平)
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 昨年は春夏の甲子園に出場した健大高崎(群馬)が9日、高崎市内のグラウンドで練習を公開した。

 俊足で駆け、好打と長打を打ち分け、広大な守備範囲を誇る。世代屈指の外野手としてプロ注目の石田雄星主将(2年)は「新チームになっての敗戦(秋季群馬大会準々決勝敗退)が凄く悔しかった。選抜甲子園に出ることができず、心に穴が空いたような感覚。その悔しさを燃やして夏に向けてのトレーニングに充てています」と心境を明かした。

 石田は甲子園への最短距離を歩んできた。1年夏に自身の甲子園初出場を果たすと、昨年の春夏も聖地の土を踏んだ。チーム内の最上級生になった昨秋は主将に就任。順風満帆の道のりだったが、初めての躓きを経験した。昨秋の群馬県大会は準々決勝敗退で26年選抜出場は絶望的になり、入部以来初めて甲子園出場を逃すことになる。

 「入部してから3回連続で甲子園に出場してきたけれど、それは先輩たちに連れていってもらった甲子園だと思います。秋は自分たちで掴み切れなかったので、改めて甲子園は遠く、憧れの存在なんだなと感じました。運だけではたどり着けない甲子園に自分たちの力で行きたいと思います」

 26年ドラフト戦線の中で石田は高校屈指の外野手として注目を受けていた。三拍子そろった外野手として評価が高く、この冬は二塁手に挑戦してユーティリティー性も備えようとしている。1年秋の時点からパ・リーグ球団のスカウトは「俺は26年のリストに入れたよ」と明かすほど実力は突出。俊足を生かした守備範囲、どんな投手にも対応できるコンタクト能力は輝く将来を予感させた。

 25年ドラフトでは同校から右腕・石垣元気(3年)がロッテ1位指名、左腕・佐藤龍月(3年)がオリックス3位でプロ入り。その姿に「やっぱり凄い存在だったんだなと。よりプロへの思いが強まりました」と憧れた。ただ、その一方、現実を直視する自分がいた。

 25年のドラフト戦線では高校生の有力選手の大学進学が目立った。昨春の選抜優勝に導いた横浜の外野手・阿部葉太は早大に進学し、二刀流として高いポテンシャルを備えた滝川(兵庫)の新井瑛太は青学大に進学した。その流れに続くように石田は「プロ野球は一発勝負。自分はケガをしやすい体だったので、もし高卒でプロに縁があったとしてもケガに悩まされる可能性が高いと思っています。しっかり大学でケガをしない体づくりをしてから挑戦したい」と大学進学志望を明らかにした。


 年末には沖縄・石垣島でキャンプを行い、紅白戦も行った。「キツいトレーニングもありましたが、暖かい環境で体を動かせましたし、石垣島の方も温かく迎えてくださった。みんなで良い雰囲気で練習に集中できました。それこそ新チーム始まってから一番良い雰囲気なんじゃないかと思えた。本当に良い練習ができたなと思っています」とチームの成長を実感した。

 昨秋の新チームスタート時には「キャプテンキャラじゃない」と謙そんしていた石田。沖縄キャンプを振り返る顔はチームを導く頼もしさにあふれていた。(アマチュア野球担当キャップ・柳内 遼平)

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