ソフトバンク・小久保監督 有原の180イニング奪い合え!前エースの穴埋める投手の台頭に期待

[ 2026年1月6日 06:00 ]

仕事始めで乾杯する(左から)後藤社長、城島CBO、三笠GM(撮影・岡田 丈靖)
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 有原の180イニングを奪い取れ!ソフトバンクの小久保裕紀監督(54)が仕事始めの5日、みずほペイペイドームを訪れ、日本ハムに移籍した有原航平投手(33)から連絡を受けたことを明かした。移籍を痛手としながらも、競争激化で新たな力が台頭することを期待。城島健司チーフ・ベースボール・オフィサー(CBO=49)は組織力でカバーし、本拠地移転後初のリーグ3連覇、2年連続日本一を果たすと意気込みを語った。

 ソフトバンクでの3年間に先発で計69試合に登板し、38勝をマークした有原の日本ハムへの移籍。戦力ダウンは必至だが、小久保監督は前だけを向いていた。有原から連絡を受けてエールを送ったことを明かし、その穴を埋める投手の台頭を期待した。

 「お世話になりましたと。“自分の野球人生で決断したこと。胸を張って行ってきてください”と言った。でも、大チャンスじゃないですか。だって180イニング空くわけですよ。180イニングを投げられるチャンスが出てくるわけですから」

 有原はメジャー挑戦を経て23年からソフトバンクでプレー。小久保監督は同年春に調子が上がらずファームで調整した右腕を2軍監督として見ていた。翌24年に1軍監督に就任し、2年連続最多勝の活躍でリーグ2連覇に貢献。「戦力として痛いのは当たり前」というのが本音だが、既に新たな構想は描かれていた。

 「昨年、野手は主力がケガをしたときに出し続けてうまくなった選手がいる。投手も使って、投げてうまくなる人もいるだろう。投手もそういう枠で起用することも増えるだろう」。今季は投手陣が切磋琢磨(せっさたくま)することを期待している。

 フロントも全面的にバックアップする。仕事始めの鏡抜きに黒のハット、着物の個性的な姿で登場した城島CBOは「同じことをやっていては3連覇はない」と語った。「絶対的1枚が抜けるが、何のために1軍から4軍がいるのかというところ。チャンスをつかんで出てくる投手が活躍するし、そこは小久保監督と僕の近さで密に話している。組織力を見せる」と意気込みを続けた。

 有原が抜けても昨季2桁勝利を挙げたモイネロ、上沢、大関、さらに大津、松本晴ら候補はそろっている。台湾の158キロ右腕・徐若熙(シュー・ルオシー)の獲得も成功。指揮官は「チャンスの投手は多いですよ。大いにこのオフ、トレーニングに励んでほしい」と競争激化でチームに新たな力が生まれることを望んでいた。 (井上 満夫)

 ≪後藤球団社長「リードしていく」≫
 仕事始めには後藤芳光球団社長兼オーナー代行らが出席し、バットでの鏡抜きなどが行われた。後藤球団社長は「一つとして負けていい試合はない。一試合たりとも抜かりなく。(昨年と)同じことをやっていたらきっと負ける。最高の緊張感を持ってリードしていきたい」と力を込めた。また、王貞治球団会長は体調不良のために欠席した。

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