「練習の虫」西武・村田怜音、3年目の来季に注目 「凄い場面で凄い当たり」プロ1号は次への糧に

[ 2025年12月6日 07:55 ]

8月2日のロッテ戦、延長10回にプロ初アーチとなる同点ソロを放ちチームメートに迎えられる西武・村田怜音
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 トレードマークの丸刈り頭。髪の毛がちょっぴり伸びており、西武・村田怜音外野手は「いやあ、髪を切りに行く時間がなくて」と豪快に笑った。手にはバット。午前中に埼玉県所沢市の球団事務所で契約更改交渉を行い、200万円増の来季年俸950万円でサインした。そのまま帰らず、ベルーナドームへ直行。打撃練習などに汗を流した。さすが「練習の虫」だ。

 入団2年目の今季は23試合の出場で打率・195、2本塁打、9打点。大きな飛躍とはならなかったが、今後の野球人生につながるかもしれない一発を放った。

 8月2日のロッテ戦。村田は1点を追う延長10回1死の場面で代打で登場した。横山にカウント1ボール2ストライクと追い込まれながら、4球目のスライダーを捉えて左翼へ同点ソロ。うれしいプロ初アーチで試合を振り出しに戻し、そのまま延長12回で引き分けた。

 「ここで打てなきゃ2軍落ちだな…」。村田は危機感を胸に打席に入っていた。「結構凄い場面で、凄い当たりを打てたんだなって。来年以降はああいうのを増やしていければ」。両手には確かな感触が、耳には本拠地の大歓声が今も残る。一発で空気を変える。それは長距離砲が持つ最大の武器だ。

 シーズン後半には打撃フォームに迷い、固まらずに苦労した。ただ、秋口に「これでやろう、というのが定まった」といい、フェニックス・リーグでは計3本塁打を放った。「凄い場面で凄い当たり」だったプロ1号は、間違いなく次への糧になる。練習量はチーム随一で誰よりもバットを振り、そして誰よりも丸刈り頭が似合う男。村田の3年目、おおいに注目したい。(記者コラム・鈴木 勝巳)

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