張本勲氏 「人間・長嶋茂雄との長き付き合いは私の人生の宝物だ」

[ 2025年11月22日 05:29 ]

ミスタージャイアンツ 長嶋茂雄 お別れの会 ( 2025年11月21日    東京D )

参列する張本勲氏(撮影・光山 貴大)
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 ミスターが泣き、笑い、野球に心血を注ぎ込んだ舞台である東京ドーム。足を踏み入れると、今まで見たことがないような豪華な祭壇が目に入った。3万3333本の花で飾り付けられたという。長嶋さんといえば「3」だ。数え切れないほどの大勢の人が集まり、ミスタープロ野球を送り出すのにふさわしい「お別れの会」だったと思う。時の総理大臣からもメッセージが届いた。長嶋さんの「顔」のなせるわざだと感じたよ。

 亡くなってから5カ月以上がたった。「人間・長嶋茂雄」との長き付き合いは私の人生の宝物だ。家も歩いて5分ほど。サンダル履きで顔を出せる距離に住んでいる。引退後にミスターと奥さま、そして私の3人でアメリカ旅行に行ったことも忘れられない。シアトルからニューヨークへ。韓国にプロ野球が創設された際にも、長嶋さんにソウルに来てもらった。韓国の人が物凄く喜んでくれたのが昨日のことのように思い出される。本当に楽しい思い出だ。

 王ちゃん(王貞治氏)にも会えたし、中畑(清)や原(辰徳)といった、しばらく顔を合わせていなかったOBの面々とも会うことができた。うれしかったね。祭壇を見上げればミスターの笑顔。純粋な野球人で、本当に裏表のない人だった。全ての人に愛され、慕われたプレーヤーだった。

 選手、監督として懸命に駆け抜けた人生だったと思う。本当にご苦労さまと声をかけたい。どうぞ安らかに、ゆっくりとお休みください。(スポニチ本紙評論家)

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